首脳陣への意思表示「いいえ」 強がりじゃない…5回降板に語った前田純の本音

  • 記者:飯田航平
    2025.04.15
  • 1軍
10日のオリックス戦に先発した前田純【写真:栗木一考】
10日のオリックス戦に先発した前田純【写真:栗木一考】

内に秘める強気「5イニングで交代って…」

 10日のオリックス戦(京セラドーム)、勝敗はつかなかったが5回1失点と試合を作った前田純投手。マウンドを降りた左腕に、小久保裕紀監督は労いの言葉をかけた。「最後に振り絞ったな」。だが、前田純の口から出たのは意外な返答だった。「いいえ」。指揮官は「ウソだと思いますけど」と冗談混じりに話したが、そこにはマウンド上で感じていた偽らざる本音が隠されていた。

 5回無死、若月に左翼席へのソロアーチを浴びた。その後、この日最速の144キロをマークして後続を断った姿が、首脳陣の目には最後の力を振り絞っているように映った。しかし、前田純自身は異なる感覚を抱いていたという。「あ、代わるんだ」――。左腕が内に秘めた素直な思いを明かした。

先発投手の気概…「9回まで投げるという目標が」

(飯田航平 / Kohei Iida)