小久保監督「あのワンプレーは反省」…2登板で計13失点の有原航平は「不運もあった」
- 小久保裕紀
- 2025.04.04

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ソフトバンクは4日、みずほPayPayドームでの西武戦に0-6で敗れた。今季2度目の登板となった有原航平投手は3回まで無失点投球も、4回に3四死球と5安打を集められ、一挙6失点。打線も相手先発の今井達也投手から点を奪うことができず、零封負けを喫した。この日取材対応した小久保裕紀監督の主なコメントは次の通り。
●試合前囲み
――腰を手術した近藤健介外野手はオールスターまでには戻ってきてほしい?
「そこまではかからないんじゃないですかね。手術は1回やっているから心的負担は少ないんじゃないですかね」
――意外と復帰が早い可能性も?
「1か月そこらじゃ帰ってこられないでしょうけど」
――中村晃外野手は基本的に2番で起用する?
「そういうわけじゃないですね。きょうは2番じゃないので。DHではありますけど。ずっと(2番)っていう感じじゃない。彼は(投手の)右左は関係ないですけど、柳田(悠岐外野手)も休ませなきゃいけないので。来週は6連戦なので、2試合は(柳田を)DHでと思っていますけどね。もともとそういう想定でやっていたので」
――リチャード内野手は踏ん張りどころ。
「踏ん張りどころ……うーん。これでいってアカンやったらっていうのが出てくればね。2軍の時から見ていますけど、そこが一番彼に足りないところなので。迷いながらグラウンドに出ても、そりゃ数字は出ないので」
――正木智也外野手が開幕から数字を残している。
「バッティングの状態は特別良くも悪くもないですね」
――近藤選手の離脱という緊急事態で中村晃選手を起用した。
「2人で決めた約束よりも、一番果たさなくちゃいけない目標があるので。それは優勝、日本一なので。クリ(栗原陵矢内野手)、近藤と2番、3番、4番、5番の2人がいなくなって、経験の浅い人を上位に置くのは避けたいという考えからですね。チーム方針の前言撤回ではなく、あくまで中村晃との約束の前言撤回なので」
●試合後囲み
――有原投手が苦しんだ。
「(4回無死一塁での)お見合いのところ。あのワンプレーは反省しないとね。(川瀬)晃(内野手)と牧原(大成内野手)のところはね」
――前回に続き大量失点。
「前回打たれた感じとは全然違いましたけどね。不運もあったので。ただビッグイニングになると、今井相手ではしんどいですね」
――登板を飛ばす考えは?
「あるわけないでしょ」
――2番手の松本晴投手は力投した。
「負けた時っていうのはいいところを探さないとね。津森(宥紀投手)ももう少し球速が出てほしいけどね。結果ゼロだったのは良かったんじゃないですか」
――渡邉陸捕手を起用。谷川原健太捕手に反省を促す思いもあった?
「そんなんじゃないです。ゆくゆくは3人から2人に絞らないといけないので」
――リチャード選手に代打を出した。
「リチャードはきょうで終わります。明日からファームです」
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(鷹フル編集部)