鷹での10年、重かった主将の肩書き 初のOB戦に感動…内川さんが語った開催の“意義”

OB戦で3ランを放った内川聖一さん【写真:冨田成美】
OB戦で3ランを放った内川聖一さん【写真:冨田成美】

3回に驚愕の3ラン…打った瞬間に確信「懐かしい感じがしました」

 選手ですら、胸を打たれる光景だった。満員のスタンドに抱いた感情は「終わらないでほしいな」。ソフトバンクのOB戦「SoftBank HAWKS 20th ANNIVERSARY SPECIAL MATCH Supported by 昭和建設」が23日、みずほPayPayドームで行われた。レジェンドたちが集結した中、球団初となったOB戦の“意義”を、内川聖一さんが代弁した。

 工藤公康元監督が率いる黒鷹軍の「5番・一塁」でスタメン出場。初回に三塁線を破る適時二塁打を放つと、最大の見せ場は3回だ。2死一、二塁から打席に立ち、森福允彦さんとの対戦。内角球をすくい上げると、打球は左翼スタンドに着弾した。「今日この(メンバーの)中で、現役の時よりいいバッティングをしたのは僕だけでしたね!」と胸を張る。4打点の活躍で、文句なしのMVPに選ばれた。

【動画】OB戦で3ランを放った内川聖一さん

 4万人以上のファンが足を運び、満員御礼も発表された。親会社が「ソフトバンク」となり、今年で20周年。アニバーサリーイヤーに実現したOB戦に、内川さんも「チケットがたくさん売れているのは僕も聞いていましたけど……」と驚きを隠さない。NPBでのプレーを終えて、2年以上が経つ。この日見た“景色”に感じたのは、純粋な「幸せ」だった。

(竹村岳 / Gaku Takemura)