4億円を返上し「もうやめる」 城島健司の決断…13年越しに明かす“電撃引退”の真相

  • 記者:竹村岳
    2025.03.20
  • 1軍
引退試合で声援に応える城島健司【写真提供:産経新聞社】
引退試合で声援に応える城島健司【写真提供:産経新聞社】

2010年から4年契約を結ぶも、2012年オフに電撃引退「僕の場合は…」

 和田毅氏、CBO就任、王貞治球団会長の存在について。城島健司CBOのインタビューは、30分以上にも及んだ。日米通算1837安打、292本塁打を放ち、パ・リーグMVP、ベストナイン、ゴールデン・グラブ賞など数々のタイトルを獲得した。現在は「フロントのトップ」に就任したスーパースターは、去り際に「好きに書いてもらっていいですよ」と言い残してくれた。

 2002年ドラフト、自由獲得枠で入団してきた和田と出会った。1年目の2003年から14勝を挙げた左腕に「右バッターの外角へのコントロール。和田を語る上でそこは欠かせません」と、ミットを通じて関係性を深めてきた。マウンドで「お前テキトーに投げてんだろ」と叱ったこともある。当時、指揮を執っていた王会長のもと、常勝軍団の礎を一緒に築き上げた。昨年11月5日に現役引退を表明。「僕は22年間、真剣勝負の中で生きてきました」と語る和田の姿を、城島氏も見守っていた。

 自身は2006年オフに海外FA権を行使し、メジャーリーグに挑戦。2010年からは阪神で3年間プレーした。現役を引退したのは、2012年。「やめてから随分と月日が経っているから、和田と自分のことを照らし合わせるのは、ちょっとぼやけているけどね」と笑って振り返る。タイガースとは4年契約を結んでいた。年俸は4億円とも言われ、2013年もプレーする権利を有していたにも関わらず、潔くユニホームを脱いだのだ。13年越しに明かす理由とは――。

(竹村岳 / Gaku Takemura)