「津森、津森!」 周東佑京に呼び出され…ロッカー裏、長崎の“アナザーストーリー”

  • 記者:竹村岳
    2025.01.04
  • 1軍
ソフトバンク・津森宥紀(左)、周東佑京【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・津森宥紀(左)、周東佑京【写真:荒川祐史】

2024年は48登板も…拭えない悔しさ「誰に聞いてもあの試合」

「津森、津森!」。長崎での試合に敗れた後、ロッカーの裏で選手会長に呼び出された。あえて厳しく接してくれたのは、チームリーダーだけではない。津森宥紀投手の“アナザーストーリー”だ。

 2025年、リーグ連覇と日本一奪還を目指すホークス。小久保裕紀監督も、中継ぎ陣について「かなり競争は高い」と明言した。固定したいメンバーとして名前が挙がったのは6人。ロベルト・オスナ投手、松本裕樹投手らに加えて、尾形崇斗投手、杉山一樹投手らにも期待を寄せていた。そこからは漏れることになり、「ここまで怪我をせずにずっと投げてきて、名前がないのは悔しいです」と語るのが津森だ。

 2024年は48試合に登板して5勝2敗、防御率2.13。堂々の成績を残したものの8月は乱れ、防御率は6.43だった。8月28日のオリックス戦(長崎)では7回2死満塁から登板したが、3連続押し出し四死球で結果を残せず、2軍降格を通達された。「体力はそんなに落ちていなかったと思うんですけど、コンディションにズレというか、ギャップがあったからです」と分析する。メンタル面ではなく技術面に原因を見出し、改善に取り組んできた。

「誰に聞いても『“あの試合”が……』って言うと思いますし、自分の中でも同じです」と津森が語る、2024年を象徴するシーン。マウンド上では、今宮健太内野手から「もっと堂々と投げろ」と言われたことは、ファンの間でもすぐに広まった。一方で26歳の右腕は、周東からもこんな声をかけられていた。

ソフトバンク・周東佑京【写真:矢口亨】
ソフトバンク・周東佑京【写真:矢口亨】

(竹村岳 / Gaku Takemura)