和田毅が背負った「ファンの気持ち」 目が覚めた城島健司の一言…マウンドで貫いた信念

  • 記者:竹村岳
    2024.11.05
  • 1軍
ソフトバンク・和田毅【写真:竹村岳】
ソフトバンク・和田毅【写真:竹村岳】

プロ2年目にマウンド上で怒られた…城島健司の言葉が忘れられない理由

 エースとしての“矜持”を最後まで貫いた。「だから、マウンドの姿が大事なんだよ」——。自分だけじゃない。野手も、ベンチも、何よりファンの気持ちを大切にするのが、和田毅投手だった。

 ソフトバンクは5日、和田が今季限りで現役引退することを発表した。2002年ドラフトの自由獲得枠でダイエー(当時)に入団すると、1年目から14勝を挙げて新人王となった。日米通算165勝。常に投手陣の先頭に立って、常勝時代を築き上げてきた。「この1球で現役生活が終わっても構わない」。誰よりも和田自身が“引き際”と向き合ってきたからこそ、決意は潔かった。

 アマチュア時代から注目され、ホークスに入るのが夢だった。数々のタイトルを獲得し、2011年オフには海外FA権を行使してメジャーリーグにも挑戦した。栄光も挫折も味わった22年間で、忘れられないのがプロ2年目の出来事だった。バッテリーを組んだ城島健司会長付特別アドバイザーからの一言が忘れられない。

(竹村岳 / Gaku Takemura)