キャリアハイの裏にあった甲斐や栗原との“会話” 杉山一樹が実感「全然違う」変化

  • 記者:竹村岳
    2024.10.24
  • 1軍
ソフトバンク・杉山一樹(左)と甲斐拓也【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・杉山一樹(左)と甲斐拓也【写真:荒川祐史】

シーズンの振り返りは「全部終わってから」…誰よりも覚悟して迎えた2024年

 覚悟を決めたシーズン、先輩たちの言葉をより深い意味で理解できるようになった。ソフトバンクの杉山一樹投手は今季のレギュラーシーズンで、キャリアハイの50試合に登板。4勝0敗14ホールド1セーブ、防御率1.61という成績を残した。甲斐拓也捕手や栗原陵矢内野手らの助言を血肉に変えてきた実感が湧き上がる。

 紛れもなくリーグ優勝の立役者のひとり。10月4日のレギュラーシーズン最終戦で小久保裕紀監督が発した言葉も証明していた。

「(ダーウィンゾン)ヘルナンデス(投手)が年間を通して安定してくれていたのと、あとは杉山の成長ですよね。終盤は尾形(崇斗投手)も非常に良くなってきましたし、つくづく野球はピッチャーだなと感じる1年でしたね」

 駆け抜けてきたプロ6年目。ただ、いま充足感に浸るわけにはいかない。杉山のシーズンの総括は「まだです。全部終わってからにしようかなと」。誰よりも強い覚悟を胸に腕を振り続けた右腕は、目の前の戦いにだけ集中している。

(竹村岳 / Gaku Takemura)