周東佑京が語る「盗塁は必要ない」 進化する野球…3戦6発、CSで的中した“予言”とは

  • 記者:竹村岳
    2024.10.19
  • 1軍
ソフトバンク・周東佑京【写真:冨田成美】
ソフトバンク・周東佑京【写真:冨田成美】

41盗塁で2年連続3度目のタイトルも…CSの前日会見で語っていた「重要」な鍵

 アーチが乱れ飛ぶ展開を、誰よりも早く“予言”し、的中させていた。球界屈指のスピードスターは「盗塁は必要ない」と語っていた。

 ソフトバンクは18日、日本ハムとの「2024 パーソル クライマックスシリーズ パ」ファイナルステージ第3戦に3-2で勝利し、4年ぶりとなる日本シリーズ進出を決めた。アドバンテージの1勝も含めて、3連勝での通算4勝負けなしで日本ハムを一蹴した。MVPに輝いたのは、3試合で3本塁打を放った山川穂高内野手だった。1つのプレーで流れが大きく変わる短期決戦において、重要なことを語っていたのは周東佑京内野手だ。

 第3戦、同点の4回2死一、三塁で周東が打席を迎えた。甘く入ってきたボールを逆らわずに左前へ弾き返す、貴重な勝ち越し打。そのままスコアは動くことなく、1点差で逃げ切った。今季は自身初の規定打席に到達し、打率.269、115安打を記録した。「今年は1年を通して、引っ張り一辺倒じゃなかった。これまでは(状態が)悪くなると強い打球を打ちたいと思って、引っ張りにいって変な打球が多くなってしまっていた」。2024年、貫いた信念は決勝打という最高の形で表れた。

 4年ぶりに日本シリーズへの挑戦権を手に入れた。2020年はコロナ禍の影響もあり、CSは2位・ロッテとのファイナルステージのみが行われた。同年のシーズンで50盗塁を決め、初タイトルを獲得した周東。当時の工藤公康監督からも短期決戦のキーマンに指名された。出塁して、自慢の足で相手にプレッシャーをかけること。今年のCSでも圧倒的な走力で相手をかき回すことが期待されたのは間違いなかったが、周東が考える「勝負の鍵」は違った。

(竹村岳 / Gaku Takemura)