前田悠伍に掴まれた心…6失点KOの“1時間後” 目を見て話す19歳を「見たことない」

  • 記者:竹村岳
    2024.10.07
  • 1軍
ソフトバンク・前田悠伍【写真:竹村岳】
ソフトバンク・前田悠伍【写真:竹村岳】

異例の長さだった降板コメント…「2軍では経験できないことが経験できた」

 19歳とは思えない実直さが、コメントからも溢れ出ていた。1度しかないプロ初登板。“KO”の舞台裏が、明かされた。

 ソフトバンクの前田悠伍投手が1日のオリックス戦(みずほPayPayドーム)に先発して、3回6失点に終わった。大阪桐蔭高からドラフト1位で入団し、待望のプロ初登板となった。初回は6球で終えたものの、2回には5安打を浴びて4失点。3回にも2ランを許し、6失点でKOとなった。56球で、8安打。まさに「プロの洗礼」を浴びる形となってしまった。

 先発投手は、ほとんどの場合で「降板コメント」が球団広報を通じて配信される。試合を作れなかった時、「申し訳ないです」や「悔しいです」といった一言で終わることも珍しくない。初登板という特別な舞台ではあったが、前田悠の実直さが、降板コメントからも溢れていた。“異例”とも言える長文でのコメントを残したからだ。

「緊張はしませんでした。2軍では打ち取れていたコースでも、1軍のバッターには打たれてしまったし、追い込んだ後もうまく対応されてしまった。スピードはもちろんですが、打ち取れるコースに投げるコントロールをつけていかないといけないと感じました。打たれてしまいましたが、2軍では経験できないことを経験できたと思います。次は良い投球ができるようにレベルアップしていきたいです」

 コメントをもらったのは、柳瀬明宏打撃投手兼広報。降板後の左腕は、どんな様子だったのか。しっかり話すのは「初めて」で、もう心を掴まれてしまった。

(竹村岳 / Gaku Takemura)