川瀬晃の価値が詰まった“8秒” 「自分しかいない」…首脳陣も絶賛したベンチでの行動

  • 記者:竹村岳
    2024.08.13
  • 1軍
ソフトバンク・川瀬晃【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・川瀬晃【写真:荒川祐史】

小久保裕紀監督も絶大な信頼を寄せる選手「いつでも目が合ったら行ける」

 左膝に打球が当たって、わずか8秒。もうベンチを立ち上がり、裏へと消えていた。ソフトバンクは12日の楽天戦(みずほPayPayドーム)に14-4で大勝した。初回、栗原陵矢内野手の左膝に自打球が直撃する。ドームが心配する雰囲気に包まれた中で、真っ先に行動に移していたのが川瀬晃内野手だった。抱く精神は「俺を試合に出せ」。積み重ねた経験が表れたシーンだった。

 初回の攻撃で、いきなりチャンスを作る。先頭打者の牧原大成内野手が初球を右前に運ぶと、今宮健太内野手も右前打で繋いだ。ここで栗原が打席に立ったが、4球目の変化球をファウルとしてしまい、左膝に直撃した。2022年には左膝前十字靭帯断裂などの大怪我を経験した箇所。小久保裕紀監督ですら「腫れなければいいと思いますね」と話すなど、ドームは騒然としていた。

ベンチで準備するソフトバンク・川瀬晃【写真:荒川祐史】
ベンチで準備するソフトバンク・川瀬晃【写真:荒川祐史】

(竹村岳 / Gaku Takemura)