柳町達に「救われました」 正木智也の“恐怖心”…7月初安打が生まれるまでの焦りと迷い

  • 記者:竹村岳
    2024.07.09
  • 1軍
ソフトバンク・正木智也【写真:栗木一考】
ソフトバンク・正木智也【写真:栗木一考】

三塁への内野安打で7月初ヒット「『神様、お願い!』って思いながら」

 自分でも気づかないところで、焦りや迷いを抱いてしまっていた。ソフトバンクは9日、オリックス戦(京セラドーム)に0-3で敗戦した。先発の有原航平投手は7回3失点と粘りを見せたものの、打線が無得点に終わった。見せ場を作ったのは、代打で登場した正木智也外野手だった。8回無死、三塁への内野安打で出塁。7月に入って初安打を記録した。無安打が続いていた期間、どのような胸中で過ごしていたのか。慶大の先輩でもある柳町達外野手に「救われた」という。

 相手先発は左腕の田嶋。チャンスを作りながらも、7回を終えてもホームベースを踏めずにいた。正木は7月、全試合でスタメン出場をしていたが、この日はベンチスタート。代わって「7番・右翼」で出場した川村友斗外野手も2三振に倒れていた。迎えた8回、川村の代打として打席へ。ペルドモと相対すると、初球からバットを出す。2球目、三遊間に打球を転がすと全力疾走で安打を奪った。「ホッとしています。昨日オフだったので、気持ちを切り替えて、積極的に行かないといけないと思った」と打席を振り返る。

「今日は初球からフルスイングできるように準備をして、あとは何も考えずに行きました。(一塁には)『神様、お願い!』って思いながら走っていました」

 6月21日に1軍昇格して以降、14試合連続でスタメンに名を連ねていた。7月7日の楽天戦(みずほPayPayドーム)では、2打数無安打で途中交代。7月に入ってから14打数無安打と、快音から遠ざかっていた。この時期で正木は、野球の「怖さ」を実感しているという。

(竹村岳 / Gaku Takemura)