今宮健太が語る中村晃…苦しむ中で「淡々」とした姿 リーダー2人が口にした“12連敗”の経験

  • 記者:竹村岳
    2024.07.07
  • 1軍
ソフトバンク・今宮健太【写真:栗木一考】
ソフトバンク・今宮健太【写真:栗木一考】

中村晃が6回に1点差に詰め寄る適時打「とにかく思い切って行くことだけ」

 確実に、ポイントになるような試合だと、リーダーたちは感じていた。昨年経験した「12連敗」があるから、絶対に気を緩めない。ソフトバンクは7日、楽天戦(みずほPayPayドーム)に5-3で逆転勝利。8回2死満塁で、代打・柳町達外野手が3点三塁打を放って試合をひっくり返した。6回に1点差に詰め寄る適時打を放ったのが、中村晃外野手だった。難しいポジションを託される2024年。“晃さん”の姿を、今宮健太内野手はどう見ていたのか。

 2回に甲斐拓也捕手の犠飛で先制したものの、相手先発の藤井に抑え込まれる。5回を終えて無安打と、反撃の糸口を掴めずにいた。6回1死から栗原陵矢内野手の安打で突破口を作ると2死一、二塁となる。中村晃はスライダーをバットの先で拾って、なんとか右前に落とした。「とにかく思い切って行くことだけでした」。6回の守備で3点目を失った直後。試合の展開を考えても、大きな一打となった。

 今季は開幕スタメンからも外れた。今も代打にスタメンなどチームに求められる役割をこなすために、試行錯誤を繰り返している。打率.202、0本塁打、11打点。首脳陣は不変の信頼を寄せているものの「まずは自分の成績をしっかり出さないと」と、結果にもこだわっていた。苦悩を重ねながら、この日は確かに中村晃の存在が勝利に繋がった。そんな先輩の姿を今宮は「淡々」としていたと代弁する。

(竹村岳 / Gaku Takemura)