中村晃の願い「発見が早ければ助かる病気」 ホークスが行う「ピンクフルデー」の意義

ソフトバンク・中村晃【写真:竹村岳】
ソフトバンク・中村晃【写真:竹村岳】

「1人でもそういう人が増えて、元気に生活できれば」

 スタンドがピンク色に染まった3日間、ソフトバンク・中村晃外野手は特別な思いを抱きながらプレーしていた。17日から19日に本拠地みずほPayPayドームで行われた西武戦は、「ピンクフルデー」として開催した。「タカガールデー」から昨季、名前を変え、球団にとって意義あるイベントになっている。

 2024年の「ピンクフルデー」初戦となった17日の試合、ホークスは6-2で快勝した。山川穂高内野手、近藤健介外野手の本塁打が飛び出した一戦で、先制点を生み出したのは中村晃のバットだった。2回1死三塁で三遊間を破る技ありの左前適時打。「追い込まれていたんで、なんとかバットに当てて、どこかに飛んでくれればいいなって、そういう感じです」。必死の思いで放った一打だった。

 この「ピンクフルデー」は2006年、若い女性ファンを開拓することを目指した「女子高生デー」として始まった。2014年には女性ファンを対象にした「タカガールデー」に名前を変え、2023年には対象を女性ファンに限らない「ピンクフルデー」になった。全ファンを対象にした名称へと変更する際にも、「ピンク」のテーマカラーを変えなかったのには、大きな意味がある。それが「ピンクリボン運動」の取り組みだ。

ソフトバンク・甲斐拓也(左)と中村晃【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・甲斐拓也(左)と中村晃【写真:荒川祐史】

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)