柳田悠岐が変えたチームの空気「雰囲気ガラッと」　小久保監督のコメント全文

ソフトバンク・小久保裕紀監督【写真：福谷佑介】
ソフトバンク・小久保裕紀監督【写真：福谷佑介】

「あのチャンスで（点が）入らないと、今日は嫌な展開になっていたと思います」

　ソフトバンクは15日、敵地・楽天モバイルパークでの楽天戦に7-3で逆転勝ちした。初回に先発の石川柊太投手が2点を失って追う展開になったが、4回に中村晃外野手の適時打、栗原陵矢内野手の犠飛で追いつくと、再び1点ビハインドとなった5回には柳田悠岐外野手の2点適時二塁打で逆転。その後も山川穂高内野手の適時二塁打や周東佑京内野手の今季初本塁打となる2ランなどでリードを広げた。試合後の小久保裕紀監督のコメント全文は以下の通り。

○小久保監督
――中盤に相手先発を攻略した。
「そうね、あそこは長谷川がよく踏ん張ったんじゃないですか。石川が本来の調子じゃなくて、1イニングにヒット2本ずつ打たれて、あの失点で収まっていたから、チャンスがあったと思いますけどね」

――早いイニングでの継投だった。
「3回で切ってもいいかなと思って、ちょっと遅れたなと思ったんですけど、あの後、長谷川がしっかり右左関係なく抑えてくれたんで、今日のポイントだったかなという気はしますけどね」

――4点差でも勝ちパターン。
「4点差であれば、9回はオスナは行かないので、今日は津森が残っていたんでね。継投に入った時点では予定通りでした」

――周東選手が本塁打を含む3安打。
「ホームランより次の打席のレフト前の方がいいですね。次の打席で大振りにならずに反対方向に打っていくっていうのを続けていると、率は下がらないと思うし。晃（川瀬）が凡退した後に、柳田が1球で仕留めてくれたんで、あれで結構チームの雰囲気がガラッと変わって、あのままズルズル、あのチャンスで（点が）入らないと、もう多分、今日は嫌な展開になっていたと思いますね」

――周東選手は欠場もあったが、状態は？
「完全じゃないですよ。連戦が続かないんで、今日も最後まで出しましたけど。6連戦が続く時はちょっと考えないといけないかなと思いつつ、トレーナーを含めて考えていますけど」

――このカードは1勝1敗だった。
「連敗しないことが大事なんで。明日空いてますんで、明後日からの西武戦、良いピッチャーが来ますからね。頑張ります」

（福谷佑介 / Yusuke Fukutani）