一番に出迎えるのは「当たり前」 牧原大成の胸中…中村晃の同点打で交錯したそれぞれの感情

  • 記者:竹村岳
    2024.04.28
  • 1軍
同点打を放ったソフトバンク・中村晃(左)とタッチを交わす牧原大成【写真:竹村岳】
同点打を放ったソフトバンク・中村晃(左)とタッチを交わす牧原大成【写真:竹村岳】

7回2死二塁で代打・中村晃が登場「基本的に来た球に合わせていく感じ」

 さまざまな感情を全て、喜びに変える一打となった。ソフトバンクは27日、西武戦(みずほPayPayドーム福岡)で2-1でサヨナラ勝利した。延長10回に試合を決めたのは川瀬晃内野手。お立ち台に上がったが、値千金の同点打を放ったのが中村晃外野手だった。7回に試合を振り出しに戻すと、ベンチで一番に出迎えていたのが牧原大成内野手。代打を“出された側”の牧原大だが、自分の行動を「当たり前」とキッパリ言い切る。

 相手先発は、今季西武の開幕投手を務めた今井。5回の攻撃前には円陣を組むも、6回を終えて無得点と苦しめられていた。迎えた7回1死一塁、甲斐拓也捕手の犠打で走者を得点圏に進める。ベンチは動き、牧原大に代打・中村晃を送り出した。「狙いは特には(なかったです)。基本的には来た球にしっかりと合わせていくという感じです」とクールに振り返るが、結果は右前に抜けていく同点打。最高の形で、チームに勢いをもたらした。

 送球間に二塁にまで到達した中村晃は、代走に野村勇内野手を送られて交代する。全員が出迎えた中でも先頭にいたのが、牧原大だった。その理由を「当たり前じゃないですか!」と切り出し、悔しさを押し殺したような口調で語った。

サヨナラ勝利し、ベンチ前で喜ぶソフトバンクナイン【写真:竹村岳】
サヨナラ勝利し、ベンチ前で喜ぶソフトバンクナイン【写真:竹村岳】

(竹村岳 / Gaku Takemura)