栗原陵矢が悔やんだ甲斐野央との対戦 復調のキッカケはコーチとこもったミラールーム

  • 記者:福谷佑介
    2024.04.19
  • 1軍
ソフトバンク・栗原陵矢【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・栗原陵矢【写真:荒川祐史】

「自分が上手く勝負できていなかった、自分の形ばかりを気にしてしまっていた」

 ようやくトンネルから抜け出した。ソフトバンクの栗原陵矢外野手に当たりが戻ってきた。4月14日に行われた西武戦(ベルーナドーム)で21打席ぶりの安打を放つと、今季初のマルチ安打も記録。さらに16日、17日の日本ハム戦(エスコンフィールド)でも2安打ずつ打ち、19日のオリックス戦でも2安打。4試合連続のマルチ安打で一時は.089まで落ち込んだ打率も.197まで戻ってきた。

 復調のキッカケがあった。14日の西武戦前のことだ。各選手がグラウンドに出てきて、各自でウォーミングアップを始めた頃、栗原の姿はベンチ裏のミラールームにあった。村松有人1軍打撃コーチと2人で部屋にこもって、フォームを確認していた。

 村松コーチは「(シリーズMVPを獲得した)2020年の日本シリーズで菅野からホームランを打ったときの映像とかを、僕らもちょっと見返したら、全然違うバット軌道というか、そういうのがあった」という。長打になりやすい“バレルゾーン”で打球を打ち出すスイングにより、栗原本人の感覚にズレが生じていたようで「本人も捉えたと思っても、ファウルだったり、ボテボテだったり、ボールは見えているんですけど、感覚の違いというか、そこの差がなんでかなってずっと迷いながらやっていた」と村松コーチは明かす。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)