勝負をかけた柳田悠岐への代走起用「早めに代えようと」 小久保監督のコメント全文

西武戦で指揮を執ったソフトバンク・小久保裕紀監督【写真:小池義弘】
西武戦で指揮を執ったソフトバンク・小久保裕紀監督【写真:小池義弘】

山川への西武ファンの大ブーイング「僕は何も感じなかったですけどね」

 ソフトバンクは12日、敵地ベルーナドームでの西武戦に2-1で逆転勝ちした。先発の東浜巨投手が6回までノーヒットピッチング。7回に先制を許したものの、8回に昨季までのチームメートだった甲斐野央投手から柳田悠岐外野手が同点打、今季初スタメンだった中村晃外野手が勝ち越しの適時打を放ち、これが決勝打となった。試合後の小久保裕紀監督のコメント全文は以下の通り。

――中村晃選手は本当に勝負強い。
「ね。もう本当、今シーズン初スタメンでね、さすがです!」

――今日のスタメン起用は。
「期待っていうか、山川もずっと出っぱなしで守りっぱなしだったので、そういうのも諸々含めて」

――川村選手も好走塁だった。
「そうですね。同点だったんですけど、明日も明後日も試合あるんで、ちょっと柳田は早めに代えようかなと思って」

――延長とかも考えると勇気のいる起用だった。
「いや、そうでもなかったです」

――勝負を決めに行った。
「そうですね」

――東浜投手にも勝ちがついた。
「今日の勝因は満塁になって、3ボール1ストライクで抑えたことです。あれが1点で収まってるんで、あれがその後に点が入っていたら今日は簡単に終わっているんで。次からピッチャーを用意していましたけど、その最後の古賀を打ち取ったのが今日の勝因です」

――そこを自分で打ち取った。
「そうです、そこが全てです」

――そこを抑えられるのが今年の東浜投手の頼もしさ。
「もちろん、もちろん。明日のモイネロもそうですけど、なかなか彼らが投げる時に点が入っていないんで、それでも粘り強く投げてくれていたんでね」

――山川選手の打席は異様な空気でした。
「まあ、そうですね。別に僕は何も感じなかったですけどね」

――甲斐野投手を打っての勝利。
「普通に何とも思わないよ、勝負の世界なんで」

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)