味方の2失策で招いた窮地脱出 「チームスポーツなんで」松本裕樹が語った胸の内

  • 記者:福谷佑介
    2024.04.07
  • 1軍
ソフトバンク・松本裕樹【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・松本裕樹【写真:荒川祐史】

「点を取られれば、どんなミスがあったとしても悔しい」

 この男ほど頼りになる存在は今、いないかもしれない。ソフトバンクの松本裕樹投手が味方の、チームの窮地を救った。7日に敵地・楽天モバイルパークで行われた楽天戦。同点で迎えた8回に招いた2死満塁のピンチを脱する好リリーフを見せた。結果的に試合には敗れたものの、その存在の大きさを感じさせる投球だった。

 予期せぬピンチだった。2-2の同点で迎えた8回のマウンドへ。先頭の辰己を二ゴロに打ち取ったものの、太田の投ゴロは、太田とグローブが接触した山川穂高内野手が捕球できず(記録は山川の失策)。村林の遊飛で2死となり、小郷には中前安打を浴びた。

 続く小深田の打球は緩い二塁へのゴロに。チェンジかと思いきや、これを名手・牧原大成内野手がはじき、この回チーム2つ目ので失策でピンチが拡大した。最速157キロを誇る松本裕だが、ここまで真っすぐは全て140キロ台。「普通に投げてもスピードが出なかった。でも、そういう日だと思って、そこまでは投げていました」。大ピンチでギアを入れた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)