「監督を胴上げしたい」 開幕前に激白した胸中…柳田悠岐が語る優勝への“渇望”

ソフトバンク・柳田悠岐【写真:竹村岳】
ソフトバンク・柳田悠岐【写真:竹村岳】

開幕を前にして、ギータが明かした胸の内「腹を括って、やるしかない」

 ソフトバンクは27日、PayPayドームで全体練習を行った。練習後、柳田悠岐外野手が取材に応じた。オープン戦は10勝5敗2分、中日と並んで勝率トップで終えた。チームの雰囲気は、大黒柱のギータにはどう見えているのか? さらに「胴上げしたい」と思えるような小久保裕紀監督の“気遣い”も感じているという。コメントの全文は以下の通り。

――今の段階での気持ちは?
「(少しためて)頑張ります」

――気分も上がってきている?
「いや、全然上がっていないです(笑)。腹を括って、やるしかないっていう感じです」

――表情を見ていても、緊張感が少しずつ伝わってきている気がしますが、そんなことはないですか?
「緊張感というよりも、なんていうんやろ。始まるなっていう感じです」

――オリックスの開幕投手は宮城大弥投手だが、印象は。
「いいピッチャーで、どの球も素晴らしいですしコントロールもいい。そんな簡単には打てないと思いますけど、打てればいいな、勝てればいいなって感じです」

――この時期はワクワクか不安、どちらが強いですか?
「どっちもないですね。ワクワクもないし、不安もないというか」

――始まるな、という感じ。
「本当それだけですね」

――久々の敵地開幕になるが、それについては。
「あんまり関係ないですよ。仙台だったら寒いですけど、ドームですし。全然、変わらず」

――オープン戦でも結果が出て、体も動いていた印象。上手く調整ができた?
「体が動いているかはわからないですけどね。無理矢理動かしているって感じです」

――自主トレの時から守備にも重点を置いてきた。打撃にも生きていることは?
「ないです。でも原点に返って、打って守って走るっていうのが理想の選手像やったんで、プロに入った時から。またこうやって守らせてもらっているので、走攻守でチームに貢献できるようにするっていうのが今の目標です」

――体のキレ具合は?
「痛いです……(笑)。でもどうですかね。やってみないとわからないので。こればっかりはわからないので。怪我なくここまで来られたのはよかったです」

――昨シーズンは1号本塁打が出るまで時間がかかったが、今年は早く打ちたい?
「打ちたいですけど、打てなくてもチームが勝てればいいので、とにかくチームが勝てるようにプレーしていきたいと思います」

――オープン戦を終えて、チームの雰囲気は?
「めちゃくちゃいいと思います、はい! 監督がすごく全選手に目を配ってくださっているというか、そういうのをすごく感じますので。みんな監督を胴上げしたいという気持ちでいると思います」

――柳田選手も目を配ってもらっていると感じることは?
「めちゃくちゃありますよ。ありすぎて、ありすぎます」

――3年、優勝から遠ざかっている。改めてその思いも強くなっているのでは。
「そうですね。もちろん。優勝したいという気持ちです」

(竹村岳 / Gaku Takemura)