「サイドスローをやれ」 人生を変えた一言…野手だった高校時代、長谷川威展の異色の経歴

  • 記者:竹村岳
    2024.03.26
  • 1軍
ソフトバンク・長谷川威展【写真:竹村岳】
ソフトバンク・長谷川威展【写真:竹村岳】

下の名前の「威展」…由来は「父親から『強くたくましく生きろ』と」

 現役ドラフトでの入団から、もう欠かすことのできない1枚にまで成長した。ソフトバンクの長谷川威展投手は、移籍して1年目。春季キャンプから結果を出し続け、オープン戦でも6試合に登板して防御率0.00でフィニッシュした。開幕1軍入りも決定的な左腕を、鷹フルが単独取材。名前の由来から、サイドスローを始めたきっかけなど異色の経歴に迫った。自分の人生を変えた一言は「サイドスローをやれ」だ。

 埼玉県出身で花咲徳栄高、金沢学院大を経て2021年のドラフト会議で日本ハムに6位指名を受けてプロ入りした。1年目は2試合、昨シーズンは9試合登板も通算防御率0.87。能力の片鱗は確かに示していた。昨年12月に行われた現役ドラフトでホークスに入団した。今月20日、ダーウィンゾン・ヘルナンデス投手が「右半腱様筋筋損傷」と診断されて離脱。左腕を1枚欠くことになっても小久保裕紀監督は「長谷川(威展)が1枚いるので。長谷川がしっかりと入ってくれたら」と信頼を寄せた。

 下の名前の「威展」は「たけひろ」と読む。由来については「あまりしっかりとは聞いたことはなくて……。でも(聞かれた時に)いつも言うのは、父親から『強くたくましく生きろ』と」。自分だけの尊い名前を授かった。「小学校の時は“ハセ”って呼ばれていましたけど、中学くらいからは『威展』って呼ばれるようになりました」と、少しずつ周囲にも下の名前は馴染んでいった。野球を始めたのは小学校3年生の時。友達から誘われたことがきっかけだった。

ソフトバンク・長谷川威展(中央)【写真:竹村岳】
ソフトバンク・長谷川威展(中央)【写真:竹村岳】

(竹村岳 / Gaku Takemura)