先発陣の競争に「ここからは選定」 リハビリ組の津森にも言及…中田賢一コーチのコメント全文

ソフトバンク・中田賢一投手コーチ【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・中田賢一投手コーチ【写真:藤浦一都】

12日の巨人戦で石川柊太と板東湧梧が登板予定「すごく重要な一戦」

 ソフトバンクは11日、ファーム施設「HAWKS ベースボールパーク筑後」で投手練習を行った。練習後、中田賢一投手コーチ(ブルペン補佐)が取材に応じた。オープン戦も中盤に突入し、競争も本格化してきている。12日の巨人戦(平和リース)で登板予定の石川柊太投手、板東湧梧投手も含めて、今の先発陣の競争について言及した。また板東の「もう1つ、上がってほしい」というポイントとは? 一問一答を掲載する。

――12日の巨人戦で石川柊太投手が先発する。期待するところなど。
「2軍の試合で、課題の話は本人としているので、そこを潰せているか。真っ直ぐもそうですし、変化球も含めて全般的なまとめ方ができるかというところです」

――次の登板についても決まっている?
「次回当番は未定ではないですね。決まっていると思いますけど。大体みんな決まっていますけど、ここからは選定していかないといけないので、結果を見つつ進めている感じです。全員が全員、入るわけですから」

――和田毅投手が春季教育リーグの阪神戦(タマスタ筑後)で先発するのも、1軍の試合で競争という意味合いで見たいから。
「今回、石川が1軍でまだ投げていないのがあるので、和田さんはもう投げていますから。すごく倉野さんが本人と話を密に進めながら、先発に関しては進めていますので。(相手バッターの)真っ直ぐの反応を見たいというところで、倉野さんが一番そういう話はしていると思います」

――板東湧梧投手は、8日のロッテ戦(ZOZOマリン)で2回無失点でしたが、見たいところなど。
「板東はですね、本当にやっと自分のペースでゲームに入って来られました。キャンプ中はちょっとフォーム的なところが安定せずに、そっちのところで。ゲームの中での課題がどんどん出てきている。真っ直ぐの状態がよくなってきて、あとは細かいところですね」

「空振りを取れるところがまだゲームで出てきていないので、空振り三振を取れるボールを作ること、と。細かいところで言ったら、両サイドの真っ直ぐをしっかりと投げ切るところ。前回はインコースの真っ直ぐが甘くなってセンターオーバーを打たれたりしているので、そこの意識を強く持って投げようねと話はしています」

――キャンプ中の個別練習で会話するシーンをよく見かけましたが、彼の中の課題は解消には向かっている。
「全然向かっていますよ。ゲームで結果が出ているので、それが一番の薬になっていると思います。本人も対自分じゃなくて対バッターでどう投げるかというところに、今はベクトルが向いているので、いい形の精神状態になってきていると思います」

――彼のタイプで空振りを取ろうと思うと、両サイドへの制球力が大事になる。
「両サイドもそうですし、フォームの落ちがもう1つ上がってくればいいかなというところですね。凡打はいい形で取れているので、もう1つ必要になってくるのは、先発として三振がほしい時。ランナーが三塁にいる時、前に打たれたくない時に前に飛ばさせないのは大事な条件ですので。基本的にバンバン三振を取るタイプではなくてゴロを打たせるタイプではあると思うんですけど、ここからのレベルアップを考えたら狙った時に取れる投手にもならないといけないと思うので。レベルアップも兼ねて、そういう話はしています」

――石川投手の状態はいかがですか?
「キャンプ中に肘に張りが出たこともあって、若干出遅れ気味ではあったんですけど、ここに合わせてどんどん状態を上げてきていますし、体の不安もなくなってきている。僕もキャッチボールしてみて、真っ直ぐの強さも出てきていますので、僕自身も楽しみにゲームを見たいと思います」

――カーブの状態も含めて問題はなさそう?
「全然問題ないです。実戦復帰の時は張り感が出ていたんですけど、今はもう全然、普段通りの投げたなりの張りになってきているので」

――開幕ローテーション入りを争う石川投手と板東投手が同日に登板する。結果も大事な試合になる。
「そうですね。開幕までも1か月を切っていますし、すごく重要な一戦になるかなと思います」

――次回登板は決まっているとおっしゃっていましたが、明日の結果次第では白紙になることも。
「先発に関しては、毎試合様子を見ながら、そういう形だと思います。ここからはどんどん、戦ってもらうというか、自分のものを出してもらいたいです」

――選ぶ側から見て、今の競争というのはどう見えていますか?
「今は順調に、大きな怪我もなくきていますので。倉野さんも含めて、最終的に(投手コーチ)3人で決めていくことになると思いますけど。3人の意見が合致した人をまずは選んで。丸々1年間、誰も怪我せずに状態も良く回れることはないと思う。必ず2軍でも結果を出している選手が入れ替えということになってくる。2軍に行った選手は、結果を残し続けて、すぐにスイッチできるように準備してもらうと思います」

――杉山一樹投手は中継ぎとして結果を出している。
「この前は3イニング、ロングイニングをしっかりと抑えていますので。使い方としてはそういう形になるかなと思います。先発が崩れた後のロングというのはすごく大事なところではありますので、先発ローテーションに入れなかった選手はそういうところも含めての選定になると思います。総合的な結果と、シーズン中に先発をやらせておいて、スイッチ要員でずっとファームでローテーションを組ませて投げさせていくのか、それはこれから話し合っていくと思います」

――リハビリ組調整となっている津森宥紀投手は。
「津森はもうそろそろリハビリを終えると思うので、実戦にどんどん入っていくと思いますけど。開幕に入るかどうかというところは、体のこともありますし」

――オープン戦での登板予定は?
「今のところあったと思いますけど、ヨーイドンでオープン戦(登板)になるかはわからないです。よかったらどんどん上で見ていく投手ではありますけど」

――リリーフ陣で、左投手のワンポイントはダーウィンゾン・ヘルナンデス投手と、長谷川威展投手がメインになりそう。
「人数が左自体は少ないですし、こないだは晴(松本)もあまり良くなかった。おそらくはそうですね。普通にいけばその2人は入ってくると思います。そうでないと(相手が)左、左の時にいないので」

――長谷川投手は内容を見ていても、1イニングを任せられそう。
「今順調にずっと投げ切れている。本人の体を見ながらやっていくことになると思います」

(竹村岳 / Gaku Takemura)