ソフトバンクの2軍は3日、タマスタ筑後で春季教育リーグのオリックス戦に3-1で勝利した。2軍戦に出場しているアダム・ウォーカー外野手が初回にホークスで初本塁打となるソロ。3回にはリチャード内野手にもソロ本塁打が飛び出した。投手陣ではドラフト5位ルーキーの澤柳亮太郎投手が初の実戦登板で1イニングを3者凡退に抑えた。試合後の松山秀明2軍監督のコメント全文は以下の通り。
――2打席目の右飛の内容も追い込まれてから軽打。
「もう全部が惜しいよね。もう、ほぼ全打席がほんとに紙一重の打席なので、ほんとに楽しみ。これが上でこんな感じで打てれれば、もう全然申し分ないんじゃないですかね」
――リチャード選手にもようやく1本。
「やっとですね。ほんとに。うまく打ちましたけど 彼の中で言うと、そんなに満足できるホームランではないと思うんですけど、でも、1本出たのでね。ちょっとホッとしているんじゃないですかね」
――3ボールからの本塁打。
「そうですね。思い切って打っていたけど、詰まりましたからね。気分よくヒットを打っていたのが、レフトオーバーの1本だけ。あとは本当にちょっと差し込まれている打席が多いので、そこはちょっとまだ本人もスッキリしない感じだと思うんですけどね。今日のホームランでもうまく打てているよね。すごい。あれは本当に今までファウルになっていると思うんで、詰まりましたけど、彼の力ならホームランになるのですごいですね」
――1本出ると感覚も変わってくる？
「でしょうね、多分。これで本当にちょっとスッキリして、気分よく打ってくれればいいですけどね」
――イヒネ選手が2四球。打席で粘っていた。
「フォアボールをすごく取るんですよ。フォアボールで多分、出塁率は3割以上。ヒットないのにね。それぐらいはあったので、すごいですね。フォアボールはすごく取れるので、あとはもっと積極的に打ってほしいですね。結果を怖がらずに、どんどんバットを振ってくれれば、いい結果もついてくると思うので、積極的にどんどん行ってほしいです」
――今後も1番で起用する？
「打順はちょっとわからないですけど、色んな選手の絡みもあるので。ただ、試合には使っていくつもりなので、本当に積極的に怖がらずにどんどん行ってほしいです」
――澤柳投手は実戦初登板で1イニングを3者凡退。
「すごいですね。バッターに圧をかけるピッチャーというか。ちょっとそういう意味では力強さを感じたというか。期待大ですね」
――圧になるのは球速ではない？
「当然、球速というよりも、バッターに向かっていくそういうものであったり……。僕らは本当に経験上、横（ベンチ）から見る野球が多かったので、バッターに向かっていく、圧をかけるっていうのは、相手がどうしても受け身になるので、それができるピッチャーだなというのはちょっと思いました」
――今日の収穫は澤柳投手になる？
「そうですね。ボールも力があっていいです。それは間違いなく今日わかったので。あとはやっぱり最後の低めのフォークボールを落としていけるのか。そこですよね。それが彼の生命線になってくると思うので」
――打順は監督が決めている？
「いや、バッティングコーチであったり僕らであったり、いろいろです。全部を僕が決めているわけでもないので、バッティングコーチがメインで決めています」
――PayPayドームでは育成3選手が出ていた。
「すごいですよね。本当に若手がこのキャンプで頑張ることってなかなかないんですけど、全員が今すごいので。今、A組の方にいて、 誰も見劣りしない状態、逆に戦力になっていますからね。そういう意味では2軍選手にチャンスが回ってこない分もあったり、ちょっとかわいそうなんですけど、そういう意味では競争が激しくなっている。チームにとってはすごくいいことなので、みんなその競争を勝ち抜いていってほしいですね」
