突然の戦力外に涙「今までありがとう」 増田珠と仲田慶介…ホテルで告げられた最後の言葉

  • 記者:米多祐樹
    2023.10.28
  • 1軍
戦力外通告を受けたソフトバンク・増田珠【写真:藤浦一都】
戦力外通告を受けたソフトバンク・増田珠【写真:藤浦一都】

野球が大好きで引かれあった2人…通告日前日も共にジムに行く予定だった

 ソフトバンクは28日、椎野新投手、重田倫明投手、増田珠内野手、フランケリー・ヘラルディーノ内野手、早真之介外野手の5選手に、来季の契約を結ばないことを伝えたと発表した。増田は今季が6年目。来年こそもっと高く飛んで、ホークスの主力になるつもりだった。ファンと同じく、涙で別れを惜しんだのが、育成の仲田慶介外野手だった。「昨日も自分、ずっと泣いていました。考えていたら……」――。

 増田は2022年にプロ初安打を記録し、今季は35試合に出場。打率.182ながらも、しぶといバッティングと、最大の持ち味でもある明るさで、どんなところからでもチームの力になろうとした。「みやざきフェニックス・リーグ」にも参加していただけに「昨日(球団に呼ばれたのは)だったので、ビックリしたところがあって。まだ完璧には理解できていないところがあります」と、この日も戸惑いの表情だった。

 2017年のドラフト3位指名だった増田と、2021年育成14位指名で入団した仲田。経歴は少し違えど、野球が大好きで、ひたむきに1軍を目指す2人の心は、自然と引かれあった。遠征先で食事をともにしても、話題は野球になる。バッティングやメンタル面、さまざまなところから互いに意見を交換し、関係を深めてきた。そんな戦友に唐突に告げられた通告。やはり直前まで2人は、一緒に練習をする予定だった。

ソフトバンク・仲田慶介【写真:竹村岳】
ソフトバンク・仲田慶介【写真:竹村岳】

(取材・米多祐樹 / Yuki Yoneda)