森唯斗、戦力外は「頭に多少はあった」 トライアウト参加せずも現役続行に意欲

PayPayドームに挨拶に訪れたソフトバンク・森唯斗【写真:藤浦一都】
PayPayドームに挨拶に訪れたソフトバンク・森唯斗【写真:藤浦一都】

小久保氏が新監督就任「(一緒に)やりたい思いはあった」

 ソフトバンクから戦力外通告を受けた森唯斗投手が23日、PayPayドームを訪れ、ナインに挨拶をした。その後、報道陣の取材に応じ、「欲しがる球団があればぜひ行きたいですし、その準備はやらないといけない」と現役続行に意欲を示した。

 森は入団1年目の2014年から7年連続50試合以上に登板。2018年に37セーブを挙げ、タイトルを獲得するなどリリーフとして活躍した。4年契約最終年の今季は先発に転向したが、6試合登板で2勝3敗、防御率4.60。通告を受けた際は驚きはなかったといい、「ここ何年か数字も出ていないですし、そこはまあ頭に多少はあったので。受け止めるだけかなと思います」と振り返った。

 2軍で多くの時間を共にした小久保裕紀氏が来季から新たに1軍の監督に就任。この日、会話をする場面もあった。内容は明かさなかったが、「(一緒に)やりたい思いはありましたけど、こういう結果なので。そこは受け止めて、違うステージでやれたらなと思います」と対戦を願った。

 今季は2軍では12登板で5勝5敗、防御率1.54と好成績を残した。ソフトバンク退団には「10年間やった球団なのでさみしい気持ちはありますし、かといって野球人生はまだ終わっていない」と前を向く。「体も元気ですし、まだまだやりたいので現役は目指していきます」と明言。トライアウトには参加せず、新天地から声がかかるのを待つ。

(鷹フル編集部)