広島に1安打完封負けで優勝お預け「実力やね」 小久保裕紀2軍監督のコメント全文

ソフトバンク・小久保裕紀2軍監督【写真:米多祐樹】
ソフトバンク・小久保裕紀2軍監督【写真:米多祐樹】

28日広島戦は育成ルーキー前田純が公式戦初登板「ある意味、強運じゃないですか」

 優勝へのマジックナンバーを「1」としているソフトバンクの2軍は27日、ウエスタン・リーグの広島戦(由宇)に0-1で敗れた。先発の奥村政稔投手が5回1/3を投げて1失点。その後も泉圭輔投手が1回無失点、渡邊佑樹投手が2回無失点で繋いだ。だが、打線は川原田純平内野手が3回に放った中前打1本のみに終わり、自力でのウエスタン・リーグ優勝はお預けとなった。試合後の小久保裕紀2軍監督の一問一答は以下の通り。

――マジック「1」でプレッシャーがかかった?
「いや、プレッシャーじゃないね。実力やね、今日は。やっぱり1軍で投げてるピッチャー(薮田や玉村)やったから、1安打じゃ勝てんよね。奥村は良く頑張りましたよ。今年、多分1番ぐらいのピッチングだったんじゃないですかね」

――先発の奥村投手と試合前に何か話した?
「いや、特に。『緊張してる?』って聞いたら『してません』って言うから、普通に投げていましたよ」

――3番手の渡邊佑樹投手も良かった。
「今日は、同点まではヘルナンデスと尾形は使わないって決めていたので、ビハインドの時点で渡邊佑樹で。リズム良く打者6人で(抑えて)攻撃に移るパターンなんですけど、今日は向こうのピッチャーが上でしたね」

――明日の先発は育成の前田純投手。
「ある意味、強運じゃないですか。公式戦初登板が優勝かかってる試合なんでね。どっちに転ぶかわからないですけど、僕も見たことないんで。ピッチングフォームすら見たことがないんで、何を投げるかも知らないです。まさかこういう状況で回ってくるとは思わなかったでしょうけど。3軍戦で11勝(挙げている)。やってきたことを出せばいいんで、それが彼のやるべきことじゃないですか」

――勝ちゲームで6連投中の尾形投手について。
「なんか自分で昨日調べてきて『阪神の“JFK”(ジェフ・ウィリアムス=J、藤川球児=F、久保田智之=K)は10連投くらいしていたんで僕もそのぐらい投げられるようにします』って言ってました。連投なんで『体が張っているか?』って聞いたら『阪神のその時のピッチャーは10連投したことがある』って言っていました」

(取材・米多祐樹 / Yuki Yoneda)