“圧倒”された母の愛「やばいな」 大阪から埼玉に引っ越し…井上朋也が親孝行を誓った高校時代

  • 記者:竹村岳
    2023.09.07
  • 1軍
ロッテ戦でプロ初安打を放ったソフトバンク・井上朋也(右)【写真:竹村岳】
ロッテ戦でプロ初安打を放ったソフトバンク・井上朋也(右)【写真:竹村岳】

「8番・一塁」でプロ初スタメン 2安打で藤本監督も「明日も使っていこう」

 家族に届ける快音だった。ソフトバンクは6日のロッテ戦(PayPayドーム)に3-0で勝利した。高卒3年目ルーキーの井上朋也内野手が1軍昇格し、「8番・一塁」でプロ初スタメン。2安打1得点で勝利に貢献し「はじめは少し緊張していたんですけど、2打席目に初ヒットが出て、あとは気楽にいけました」と、お立ち台でマイクを握り初々しく語った。初めての晴れ舞台で元気な姿と、結果を届けたい人がいた。

 中村晃外野手が「特例2023」で登録抹消となるなどして、舞い込んできたチャンス。「初めて、やっと上がれたので。ワクワクしています」と鼻息を荒くして、PayPayドームにやって来た。5回無死、右腕・西野勇士に2ストライクと追い込まれながらも直球を中前に弾き返した。プロ2打席目で放った初安打だ。6回2死にも左中間に弾き返し、マルチ安打でデビュー戦を飾った。

 残り25試合でつかんだ1軍でのチャンス。終盤戦での緊張感がありながらも、藤本博史監督は「これで明日もまた使っていこうと、こちらもそういう気持ちになった。素晴らしいバッティングをしてくれた」と起用を明言した。井上自身も「周りのことは関係なく、自分のやるべきことをやろうと思って毎日取り組んでいます」と、必死な姿勢を強調する。1勝の重みがあるのは理解しつつ、目の前の白球にとにかく食らいついていく。

ソフトバンク・井上朋也が放ったプロ初安打の記念球を受け取る増田珠(左)【写真:竹村岳】
ソフトバンク・井上朋也が放ったプロ初安打の記念球を受け取る増田珠(左)【写真:竹村岳】

(竹村岳 / Gaku Takemura)