思い出す大学時代の記憶「打てなかったです。だから知っていました」
下は10代から上は40代まで、プロ野球のチームは幅広い年代の選手たちで成り立っています。年齢がコミュニケーションの土台となる世界で、先輩でも後輩でもない貴重な存在が“同級生”。アマチュア時代からその存在を知っていたケースも少なくありません。
ホークス内には個性豊かな世代が数多くある中で、今回は「1997年組」に注目。柳町達外野手に「同級生を何て呼んでいますか? 何て呼ばれていますか?」と聞いてみました。それぞれが我が道を行く“適温な関係性”が見えてきました。
――津森宥紀投手は?
「津森です」
――杉山一樹投手は?
「杉山。か、スギです」
――大関友久投手は?
「大関ですね」
――名字で呼ぶことが多いんですね。
「そうですね。でも、タニ(谷川原健太捕手)はタニですよ。(遠征先では)飯に行ったりもしますし。(高橋純平投手は)純平です」
――海野隆司捕手は?
「隆司です(笑)。で、晃(川瀬晃内野手)は晃」
――海野、津森、大関の3選手とは2019年ドラフトの同期入団。第一印象は覚えていますか?
「全然覚えていないですね……」
――同じ茨城県出身の大関投手の存在は知っていました?
「いや、全く知らなかったですね。なので、まさか茨城出身とも知らなくて、最初はびっくりしました」
――津森投手は東北福祉大、海野選手は東海大出身。慶大時代に試合をしたことは?
「津森とはしました! 東海とは練習試合はしましたけど、たぶん隆司は出ていなかったですね」
――津森投手からは打ちましたか?
「いや、打てなかったです。だから(存在は)知っていました」
――海野選手はなぜ(下の名前の)隆司なんですか?
「隆司っぽいじゃないですか(笑)」
――「海ちゃん」と呼ぶ人が多いイメージがありました。
「いや、隆司っぽい顔なので、隆司です(笑)」
――ご自身は何と呼ばれていますか?
「下の名前、達が多いんじゃないですかね」
――高橋純平投手はアマチュア時代から知っていた?
「そうですね、知っていました」
――投手陣と話す機会はやっぱり少ない?
「いや、しゃべる時はしゃべりますよ」
――谷川原選手からは何と呼ばれていますか?
「達じゃないですかね」
――下の名前で呼んでくれる選手が多いですね。
「でもあんまり気にしていないです。なんて呼ばれているかとかは」
――柳町選手は、チームメートを名字や下の名前そのままで呼ぶことが多いですね。
「僕あんまり、ニックネームをつけてとか、呼ばないかもしれないです。誰でも」
――ニックネームといえば、それこそ「海ちゃん」とかですね。
「ああ、呼ばないですね。なんか意外と、ちゃんと名前で呼ぶかもしれないです。下の名前か、名字で」
―ちなみに柳田悠岐外野手は何と呼んでいますか?
「ああ、確かに……。(年齢が)上の人は(ニックネームで)呼ぶかもしれないです。ギーさん、ギータさん。確かに、ギータさんはギータさんって呼んでいます」
――1997年組は仲良しな世代ですか?
「各々が生きている感じですね」
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(竹村岳 / Gaku Takemura)