代打を出された中村晃の本音 復調の兆しが「わからない」…長谷川コーチが見る苦悩

  • 記者:竹村岳
    2023.08.09
  • 1軍
ソフトバンク・中村晃【写真:竹村岳】
ソフトバンク・中村晃【写真:竹村岳】

8回の好機で勝負手アストゥディーヨ 中村晃の代打交代は今季初だった

 代打を出された心境は、どんなものだったのか。8日の楽天戦(PayPayドーム)。ソフトバンクの中村晃外野手は、チャンスで巡ってきた8回に打席に立つことはなかった。今季初めて代打を告げられ、ベンチが選んだのはウイリアンス・アストゥディーヨ内野手だった。

 1点を追う8回1死二塁のチャンスで、楽天ベンチからは左腕の鈴木翔が送り出された。続く柳田悠岐外野手は見逃し三振に倒れ、打席には6回に同点の16号3ランを放っていた近藤健介外野手。3ボールになったところで、申告敬遠で歩かされた。長打なら一気に逆転の2死一、二塁で、中村晃に代わってアストゥディーヨが代打で登場。バットをへし折られて、力のない遊飛に倒れた。反撃の芽は摘み取られ、9回にダメを押されて3-9と大敗した。

 中村晃は今季、開幕から好調を維持してきた。しかし、7月打率.237と下降線に入ると、8月打率.125と急降下。対右投手は打率.280に対し、対左投手は打率.246。相性の良し悪しは数字にも表れていた。打者にとって“代打を出される”のは、悔しい采配。それでも真っ直ぐに現実を受け止めた。

(竹村岳 / Gaku Takemura)