“意図的”に奪った3イニング連続併殺 有原航平が即答した首脳陣との会話「もちろん最後まで」

  • 記者:竹村岳
    2023.07.26
  • 1軍
ソフトバンク・有原航平【写真:矢口亨】
ソフトバンク・有原航平【写真:矢口亨】

日本ハム時代の2019年以来の2桁奪三振…「落ちるボール、フォークが良かった」

 持ち味が存分に発揮された投球だった。ソフトバンクの有原航平投手が、25日のオリックス戦(京セラドーム)で先発し、9回を無失点。今季初、自身3年ぶりとなる完封勝利を挙げ、チームの連敗を「12」で止めた。有原が7回6失点で初黒星を喫した7日の楽天戦(楽天モバイルパーク)から54年ぶりの大型連敗がスタート。「自分から始まった」と責任を背負って過ごしてきた。初回から3イニング連続で奪った併殺に、有原の“凄み”が詰まっていた。

「今日は落ちるボール、フォークが良かった。三振も取れましたし、カウントも取れました」と好投の要因を挙げる。結果的に9回を投げ切って2四球、11奪三振。日本ハム時代の2019年7月5日の楽天戦で記録した「11」以来、日本球界では4年ぶりの2桁奪三振となった。「数は意識していないですけど、無駄な球を使わないことは意識して。その結果、三振を取れました」と分析する。

 初回無死、中川圭の打球を三塁の栗原陵矢外野手がファンブルし、走者を出したものの、1死後、紅林を遊ゴロ併殺としてピンチを切り抜けた。野手のミスから生まれたピンチに「絶対にカバーしないといけない。いい結果でカバーできてよかった」。2回1死一塁では宗を遊ゴロ併殺、3回無死一塁では野口を一ゴロ併殺と、3イニング連続の併殺打でピンチの芽を摘んだ。納得の表情で、そのシーンを振り返る。

(竹村岳 / Gaku Takemura)