笠谷俊介への“厳しい注文”「自己満足で終わるな」 斉藤和巳コーチから感じる期待

  • 記者:竹村岳
    2023.07.12
  • 1軍
ソフトバンク・笠谷俊介(左)【写真:竹村岳】
ソフトバンク・笠谷俊介(左)【写真:竹村岳】

5月に左肘の炎症も1か月で復帰…予定よりも早く実戦復帰できた理由とは

 自分にピッタリな言葉をもらった。ソフトバンクの笠谷俊介投手が9日に出場選手登録された。今季初の1軍昇格に「リハビリの期間が、すごくいい時間になりました」と振り返る。左肘の炎症でリハビリ組にいた期間があったが、当初の予定よりも早く、実戦復帰できたのには理由があった。そして、斉藤和巳投手コーチにかけられた言葉とは――。

 ウエスタン・リーグでは19試合に登板して防御率1.00の好成績。18イニングを投げて28三振を奪うなど、リリーフとして調整を重ねてきた。5月からは左肘の炎症もあり、ノースロー調整となる期間もあったが「朝の練習前に、体の状態をチェックして、エクササイズもして。それで試合で投げていくと『あ、これかもな』みたいなのがあって(結果も)ついてきた感じです」と前だけを向いてきた。

 左肘を痛めた当初、復帰までは2か月ほどかかる見込みだった。それでも、6月上旬には実戦マウンドに帰ってくるなど、予定を何倍も前倒ししてみせた。「今年ダメならクビだと思っています」と話していたほど、悲壮な覚悟で過ごす9年目のシーズン。早期復帰の背景にあったのは、自分の体をしっかりと知った上での、執念だった。

(竹村岳 / Gaku Takemura)