王貞治会長が明かす裏話「なんでだろう」…第1回WBCメンバーから斉藤和巳が漏れた理由

  • 記者:竹村岳
    2023.07.10
  • 1軍
ソフトバンク・王貞治会長(左)と侍ジャパン・栗山英樹監督【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・王貞治会長(左)と侍ジャパン・栗山英樹監督【写真:荒川祐史】

第5回大会は大谷翔平が参加…王会長が語る第1回大会との“熱量”の違い

 3月に行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で野球日本代表「侍ジャパン」は3大会ぶりに優勝を勝ち取った。大谷翔平投手(エンゼルス)の投打の大活躍が原動力となった中で、ソフトバンクからは4選手が参加。甲斐拓也捕手、牧原大成内野手、周東佑京内野手、近藤健介外野手がそれぞれの役割を果たし、世界一に貢献した。

 大会前に、鈴木誠也外野手(カブス)が左脇腹を痛めて辞退をしたことで、牧原大が追加招集された。2月28日に声がかかり、藤本博史監督からも「今すぐ返事せんでええから。1日考えてから返事したらどうや」と時間をもらい、3月1日に参加する意思を伝えた。「最後の瞬間に守備に就いて優勝を迎えられたことはいい経験になりました」と大会後に話した通り、参加したことは何よりも貴重な時間となった。

 追加招集を受けるかどうか。迷う牧原大の背中を押したのが、意外にも斉藤和コーチだった。「行く以外の選択肢、なくないか?」。ネガティブなことは一切言わず、とにかく参加するべきじゃないかと伝え続けた。斉藤和コーチ自身、WBCや五輪などで日本代表を経験したことがない。だからこそ、貴重なチャンスを絶対につかみ切ってほしかった。

(竹村岳 / Gaku Takemura)