周東佑京の露出は“腕の見せ所” 一芸に秀でるからこそ…西田哲朗広報が抱える悩みと気遣い

  • 記者:竹村岳
    2023.07.04
  • 1軍
ソフトバンク・周東佑京【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・周東佑京【写真:荒川祐史】

6月28日の楽天戦では暴投で生還する“神走塁”…お立ち台に選ばれた舞台裏

 広報としての腕が試されている。ソフトバンクは6月の戦いを14勝8敗で終えた。7月2日の西武戦(ベルーナドーム)で今季2度目の5連勝とし、首位の座を奪い返した。チームとして少しずつ波に乗ってくる中で、西田哲朗広報が気にかけている存在がいる。「去年バッティングも良くて、今も出たら打てるとは思うんですけど、今のところはうまいこと噛み合っていなくて……」。周東佑京内野手のことだ。

 周東はここまで58試合に出場して打率.185、1本塁打、6打点。16盗塁はリーグ単独トップに立つが、打撃面での“トンネル”からはなかなか抜け出せず、本人も「自分の思い描いているようなことができていない」と言う。インタビューや囲み取材で必ず隣に立ち合う広報。誰よりも選手の言葉を聞いている西田広報が代弁するのは、現状に対する不甲斐なさだという。

「彼はレギュラーとしてできる力もあると思うんです。試合に出ていないことで、代走で活躍もしているんですけど、レギュラーとしてスタメンで出ないといけないと本人は感じています。試合に出られていないっていう思い、責任は感じていると思います。本当は『今、僕は表には出られないです』っていうのも強く感じちゃうタイプなので」

(竹村岳 / Gaku Takemura)