「オファーは多い」もあえて露出を“制限”する理由…西田哲朗広報が見る中村晃の“生き様”

  • 記者:竹村岳
    2023.07.02
  • 1軍
ソフトバンク・中村晃【写真:荒川祐史】
ソフトバンク・中村晃【写真:荒川祐史】

西田哲朗広報が語る6月の戦い…11勝7敗の交流戦で変わったチームの雰囲気

 3年ぶりのリーグ優勝を目指すホークスは、セ・リーグとの交流戦を11勝7敗と勝ち越し。6月の戦いを14勝8敗で終え、一時は首位にも立つなど、少しずつ息を吹き返してきた。チームを見守っている西田哲朗広報は「チームとしては、良かったんじゃないですかね。これに負けたらズルっていきそうな時に負けなかった」と印象を語る。

 西田広報が存在の大きさを語ったのが中村晃外野手だ。6月の月間打率は.287で、5月13日から1番打者として先発が続いている。6月を終えて78安打はリーグトップ。「もともと言葉には出さないですけど、背中で引っ張るというか……。そういう人が結果でも示しているのは、チームとしても僕ら裏方にとっても大きいですよね」と西田広報は言う。結果がついてくることで、言葉にも姿勢にも重みが増す。寡黙ではあるが、結果を出すことが中村晃にとって何よりのリーダーシップだ。

 6月17日の阪神戦(甲子園)、中村晃は9回2死一、二塁で左中間に逆転の2点適時二塁打を放った。あとストライク1つでゲームセットというところからの逆転劇でチームを勝利に導いた。西田広報も、交流戦からチームの雰囲気が変わったと感じており「今年はああいうところで勝ち越しの1本が出ている。1勝、2勝の重みっていうのが後半戦になって出てくるんじゃないですかね」と予感している。“あと1勝”で優勝を逃した昨季の悔しさを、しっかりと抱いて戦っている。

(竹村岳 / Gaku Takemura)