打率.306を支える打席での“嗅覚”…長谷川勇也コーチが絶賛した牧原大成の変化

  • 記者:竹村岳
    2023.06.05
  • 1軍
ソフトバンク・牧原大成【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・牧原大成【写真:藤浦一都】

凡打から学んだ積極性の使い分け…「なんでも(打ちに)いったらダメ」

 積極性と淡白さは紙一重だ。見ている側にとっては結果論で評価することしかできないが、その“中身”は確実に進化を遂げている。ソフトバンクの牧原大成内野手はここまで27試合に出場して打率.306をマーク。打率に対して出塁率.330と積極性を発揮しながら安定した打撃でチームを救っている。昨季は打率.301と活躍したが、シーズンをまたぎ、その打棒には磨きがかかっている。

 牧原大の持ち味の1つが積極性だ。一般論で言えば、どんな打者でも追い込まれれば打率は落ちる。早いカウントから打つことで安打は期待できるが、凡退してしまった時は相手投手を助けてしまう。牧原大は“早打ち”の印象が強く、本人も「なんでも(打ちに)いったらダメだった」と積極性は“諸刃の剣”であることを認める。今季13年目を迎え、打撃面において成長しているのはどんな部分なのか。

 長谷川勇也打撃コーチは「“嗅覚”ですね」と切り出す。「ここはアグレッシブにいっていいところなのか、ケアをしていった方がいいのか、それは嗅覚です」と状況に応じて、積極性を使い分けることができるようになってきたと強調した。特に成長を感じたのは2022年だといい「3割も打って。そこは去年の経験が大きいと思います」。規定打席には2打席足りなかったが、昨季が成功体験になっていることは間違いない。

(竹村岳 / Gaku Takemura)