栗原陵矢に「求めすぎてもいけない」 長谷川勇也コーチが鳴らす周囲への“警鐘”

  • 記者:竹村岳
    2023.05.16
  • 1軍
ソフトバンク・長谷川勇也コーチ(左)と栗原陵矢【写真:竹村岳】
ソフトバンク・長谷川勇也コーチ(左)と栗原陵矢【写真:竹村岳】

30試合目で「近藤、柳田、栗原」が初めて“解体”…首脳陣の意図と期待は

 少しずつ、戦い方に変化が出てきた。5月11日に行われた日本ハム戦(PayPayドーム)で、今季30試合目にして初めて「近藤、柳田、栗原」の並びが解体された。3番に近藤健介外野手、4番に柳田悠岐外野手が入ると、5番に入ったのは中村晃外野手だった。栗原陵矢外野手は「6番・三塁」で出場して3打数1安打。“柳田の後ろ”を初めて外れた。

 藤本博史監督は「柳田の状態がいいだけに、特に栗原にプレッシャーがかかってるというところがあるんで、それだったら、一つ間に誰かを入れて」と意図を語っていた。栗原は打率が2割5分を切ってしまうなど、常に試行錯誤をしている状況。周囲の心配をよそに「こんなものじゃないですか?」と言い切っていたのが長谷川勇也打撃コーチだ。

 栗原は昨季、左膝の前十字靭帯を断裂するなどの大怪我を負った。1年間のリハビリを経て、3月31日のロッテとの開幕戦(PayPayドーム)では1号3ラン。劇的な復活を遂げてチームの開幕ダッシュに貢献したが、打撃は下降線をたどっていった。だから長谷川コーチは「あまり背負わせてもいけない。よくやっていると思います」とも言う。そもそも大怪我から復帰のシーズン。1年間を戦い抜くことが、絶対に達成しないといけない目標でもある。

(竹村岳 / Gaku Takemura)