上林誠知が突きつけられている“現実” 8年ぶりの左翼起用に激る決意「自分で覆す」

  • 記者:竹村岳
    2023.04.11
  • 1軍
ソフトバンク・上林誠知【写真:竹村岳】
ソフトバンク・上林誠知【写真:竹村岳】

藤本博史監督は正木智也と比較「この2人が状態を上げてもらわないと」

 今はただ、結果を出すしかない。沸き上がる色々な感情を力に変えてグラウンドに立っている。上林誠知外野手の左翼での起用が続いている。5日のオリックス戦(京セラドーム)では「7番・左翼」で先発して4打数無安打。先発での左翼起用は2015年8月22日の楽天戦以来だったが、無難に打球を処理していた。

 6日の同戦、8日の西武戦(宮崎)でも先発から左翼を託された。8日は無安打で迎えた8回無死に一塁ベースを直撃する二塁打でチャンスを作った。だが、続く甲斐のバント失敗で三塁で憤死。「(三塁ランナーコーチの)村松さんに聞いても『いっていい』と言っていた。変に自分を追い込まないように」と反省しつつ振り返る。待望の安打にも「ああいうヒットが出ることも、運が味方してくれている」と前向きにとらえた。

 堅実かつ時にダイナミックな守備、そして強肩とファンも右翼のイメージが強い。柳田が右翼に回ってからも、中堅と右翼での出場を重ねるなどディフェンス面には定評がある。しかし、今回の左翼起用は少しばかり中身が違う。チーム状況も含めて上林自身が現在地を突きつけられている。

(竹村岳 / Gaku Takemura)