いきなりの監督代行の1日…森ヘッドコーチが感じた藤本博史と工藤公康の共通

  • 記者:竹村岳
    2023.04.07
  • 1軍
ソフトバンク・藤本博史監督(左)と話し込む森浩之ヘッドコーチ【写真:竹村岳】
ソフトバンク・藤本博史監督(左)と話し込む森浩之ヘッドコーチ【写真:竹村岳】

4日のオリックス戦で監督代行として指揮…感じたのは「1軍の監督はすごい」

 ほんの少しだけ指揮官の気持ちを知ることになった。ソフトバンクは京セラドームで行われた4日からのオリックス戦を2勝1敗と勝ち越した。その初戦。藤本博史監督の父親が亡くなり、試合を欠場した。監督代行として指揮を執ったのは森浩之ヘッドコーチだ。「やっぱり1軍の監督ってすごいな。めっちゃ1日が長く感じたわ」と汗をぬぐって振り返っていた。

 4日は投手戦の立ち上がりだった。石川柊太投手と田嶋大樹投手の投げ合いの中、試合を動かしたのは6回。先頭の甲斐拓也捕手が左前打で出塁すると、続く牧原大成内野手には「サイン」と、ベンチの指示で送りバントを選択した。結果的に、近藤健介外野手が右中間に先制の1号2ラン。「打ったのは本人だから」と謙遜したが、最高の形で采配が的中した。

 藤本監督は父親の訃報を、大阪に向かう新幹線の中で知った。家族からの電話で「急にかかってきたのでびっくりした。頑張るということを伝えてきました」。チームを1日離れ、ナインに頭を下げて謝るシーンもあった。「外から映像で見ているのは違う意味で、ね。みんなが頑張ってくれました」と白星を届けてくれたことが嬉しかった。森ヘッドにとってもいきなりの出来事だったが、結果で応えた。

(竹村岳 / Gaku Takemura)