千賀と甲斐に「正直嫉妬したことも」 牧原大が“育成同期”と手にした世界の頂点

  • 記者:竹村岳
    2023.03.22
  • 1軍
侍ジャパンの一員として世界一に貢献したソフトバンク・牧原大成【写真:Getty Images】
侍ジャパンの一員として世界一に貢献したソフトバンク・牧原大成【写真:Getty Images】

野球日本代表「侍ジャパン」でWBC優勝…14年ぶりの頂点

 ようやく肩を並べた。万感の世界一だ。野球日本代表「侍ジャパン」が21日(日本時間22日)、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の決勝戦で米国に3-2で勝利し、3大会ぶりに優勝した。ソフトバンクからは甲斐拓也捕手、牧原大成内野手、近藤健介外野手、周東佑京外野手が選出され、世界一に貢献。ホークスに育成同期で入団した甲斐と牧原大は、ともに世界一のメンバーとなった。

 2010年のドラフト会議。育成4位で千賀滉大投手、育成5位で牧原大、育成6位で甲斐がソフトバンクに入団した。千賀は3年目の2013年に51試合に登板。2016年からは7年連続2桁勝利と、ホークスのエースとなった。甲斐も2017年から6年連続でゴールデングラブ賞を受賞し、ホークスの正捕手になった。“育成の星”として注目を集める2人の背中を、牧原大も「正直、嫉妬したこともあるし、活躍するしかなかった」と追いかけてきた。

 迎えた2022年。牧原大は規定打席に残り2打席届かなかったものの、紛れもない主力として打率.301を残して1軍に貢献した。他の誰でもなく、牧原大自身が千賀と甲斐に“肩を並べた”と思えるシーズンだった。千賀、甲斐は2021年に東京五輪に選出され世界一に貢献。牧原大にとって今回、WBCに臨む侍ジャパンへの追加招集は、さらに2人に肩を並べる出来事だった。

(竹村岳 / Gaku Takemura)