和巳コーチが指導者として大切にする“愛情” 「大事な選手たち」の人生を預かる自覚

  • 記者:竹村岳
    2023.03.21
  • 1軍
ソフトバンク・斉藤和巳投手コーチ(左)【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・斉藤和巳投手コーチ(左)【写真:藤浦一都】

現役時代に2度の沢村賞…斉藤和巳投手コーチの信条とは

 ソフトバンクの斉藤和巳投手コーチは、今季から1軍の投手コーチに就任した。現役時代に“負けないエース”と呼ばれ、ホークスを勝たせてきた右腕は、どんな信念を持って選手と接しているのか。そこには、誰よりも先頭を走ってきた男らしい、深い愛情と器量の大きさがあった。

 選手の取り組みは、全てが結果につながるとは限らない。春季キャンプからオープン戦にかけて、少しずつ明暗が分かれ始めた。結果を出せなかった後には「切り替えられてるか?」と頻繁に声をかける。斉藤和コーチはどんな時でも絶対に選手を見捨てないと心に決めている。「突き放さんよ」。京都府出身。男気あふれる思いを関西弁で語った。

「大事な選手たちやもん。選手を預かっているんだから、戦力だから、みんな。1軍のベンチ入りは15人かな? 15人だけで戦えへんやんか。今は(1軍帯同が)20人いるんかな、20人みんなが戦力やし、下から選手も上がってくる。敗戦処理と言っても、そいつらがおらんかったらシーズンはやっていけへんねんから」

(竹村岳 / Gaku Takemura)