上林誠知に「がっついてもらいたい」、DHは“3人ローテ制” 藤本監督のコメント全文

ソフトバンク・藤本博史監督【写真:竹村岳】
ソフトバンク・藤本博史監督【写真:竹村岳】

WBC組の1軍合流は「開幕には当然間に合うと思いますけど…」

 ソフトバンクは19日、本拠地PayPayドームでDeNAとオープン戦を行う。開幕ローテ入りが決まっている東浜巨投手が先発する。試合前に取材に応じた藤本博史監督のコメント全文は以下の通り。

――先発は東浜選手。
「状態は少しずつ上がってきているので、しっかりと投げてくれたら」

――ここが改善していてほしいというところは。
「ボールが高くいくところやね。全体的に高いので、低く投げられるかどうかというところですね」

――アストゥディーヨ選手はウエスタン・リーグで2試合連発。
「状態を上げてくれたら頼もしいですね」

――映像は見た。
「見ていますよ」

――変化は感じる。
「まだ3試合だからね。3試合でヒット4本だからね。打ったからといって状態いいとか、そういうのはわからないですね。落としたわけじゃないので。打席数を増やすために行かせただけであって。結果を出したらこっちに呼ぶというのは伝えているので、当然呼ばないとね」

――上林選手がいい状態を維持している。
「いい状態が続いているけど、チャンスでああいうバッティングはね。チャンスになったらもっとがっついてもらいたいのに。ランナーがいない時にチャンスメイクはできるけど、チャンスで打てていない状態。打点があるのはホームランだから。そういうところをもう少し、ランナーサードで犠牲フライで点が取れる場面でもう少しがっついてもらいたいのはありますね」

「これは上林に限らずですね。今うちのチームはチャンスでタイムリーを打てていないので。2ストライクからの確率って悪いから、それまでに前に飛ばす。2ストライクまでは自分のスイングをする。そういうのを心がけてやってもらいたいのはありますね」

――少しずつ開幕の陣容は見えてきている。
「今いるメンバーでオーダーを組まないと仕方ないんだから。開幕オーダーなんか今は組めない」

――イメージは少しずつ。
「今いいの栗原と(中村)晃だけやん。右打者が頑張ってもらいたいのに右打者が打ったり打たなかったり。増田が一番いい状態でやってくれていると思うから、今日は増田を使いますけど」

――見極めながらの起用。
「ある程度絞ってきていますよ、僕らの中ではね。残り6試合しかないんだから。最後までここにいるメンバーはほぼ引っ張ると思いますけど、調子が悪いなら2軍の試合に行ってもらうとか、そういうのも考えないと」

――WBC組は状態が良かったらすんなり1軍に合流させる。
「時差ぼけとかもあるから、そこはおそらくしんどい。開幕には当然間に合うと思いますけど、2軍の試合に出てもらうのか、何日か練習して2軍の試合に出てもらうのか、その辺は帰ってきてからですね」

――柳田選手に関して、守備とDHの割合にはどう考えている。
「割合は3分の1はDHに入れようかなと思っています。これは栗原も疲れてきたら入れないといけないし、近藤もそう。去年までなら守れないからデスパイネがDH。できるだけ柳田、近藤、栗原は1年間フルに戦ってもらいたい。怪我してもらったら困ると考えたら、この3人プラス、状態のいい人をうまく回していけたら」

――守った方がリズムが出る選手もいる。
「選手によっては守った方がリズムがいいとか、栗原はDHは『イヤ』っていうし。DHって何をしたらいいのかわからないとか、栗原は今日は休ませるためにDHに入れていますけど、ずっと出っぱなしなので」

――柳田選手はDHだと嬉しそう。
「嬉しいけど、たまに守らせてと言いますよ。キレが悪くなると。4、5日前の試合は守らせてください、キレが悪いのでって言っていましたよ」

(竹村岳 / Gaku Takemura)