大関友久が2軍戦登板で掴んだ収穫と課題　明るい表情にうかがえる順調な調整ぶり

　例えば4回に林を三振に打ち取ったシーンは「最初はアバウトに（ストライクを）取って、2球目に（インコースに）厳しく入れて、そのあと最後はスライダー。インコースを攻められれば、外のスライダーが効くってのがわかりました」と感じた。

　逆に宇草に適時打を浴びた場面は「ボールが中に入っていた。本当はあそこでインコースはいらないんですけど、今日あえて投げてみて、あのボールだとああいう風に打たれるっていうのがイメージできた。いい収穫ですよね」。マウンドの中で試行錯誤して確かな感触を得た。

　残り2試合で突き詰めるべき課題として「右バッターに対してはインコースにしっかり投げ切れたんで、あとは左バッターのところ。あと3週間あるんで、そこは練習と実戦とで上手く左のインコースにストレートをもっと投げられるように。あとは高めの真っすぐを打たれたシーンもあったので、右左問わず高めの真っすぐと、左のインコースに投げられれば、かなり幅が広がる感じです」と掲げる。

　明るい表情で話す姿からは調整の順調さがうかがえる。「今日とかもいい感じで試せているし、課題も感じてられるので、そこをどんどん潰しながら、あと2試合あるんで、開幕でもう迷いなく行けるように、その2試合を有効に使いたい」。3月31日のロッテ戦に向け、大関は着実に状態を上げていっている。