牧原大成に滲む自信とプライド 上林誠知らとの中堅争いも「僕の方が活躍している」

侍ジャパンとの試合に出場したソフトバンク・牧原大成【写真:荒川祐史】
侍ジャパンとの試合に出場したソフトバンク・牧原大成【写真:荒川祐史】

牧原大成が「1番・中堅」で出場して2安打1打点 守備でもビッグプレー

 ソフトバンクは25日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎で野球日本代表「侍ジャパン」と強化試合「カーネクスト侍ジャパンシリーズ2023 宮崎」を戦い、4-8で敗戦した。「1番・中堅」で出場した牧原大成内野手は2安打1打点と奮闘。守備でもファインプレーを見せるなど、存在感を見せた。上林誠知外野手らとの中堅争いに対し、その胸の内をハッキリと言い放った。

「上林が帰ってきましたけど、皆さんは上林の方が印象にあると思うんですけど、最近では僕の方が活躍していると自分でも思っているので。あまりそこは見ていないです」

 1回無死、先頭打者として打席へ。マウンドにはロッテの佐々木朗希投手が上がっていた。「全国が注目しているので、集中していきました。それだけのために、今日は楽しみながらやりました」。1球目の161キロをスイング。詰まった打球は二塁前に転がる内野安打となり、1番打者としての仕事を果たした。6回無死一、二塁でも右翼線に適時二塁打と勝負強さも見せた。

「この時期にこのお客さんの量と、侍ジャパンと戦えることは自分の中でも楽しみにしていたので。その中でプレーできてよかったです。ここは侍の力を借りてのアピールだったので。あとは自分でシーズン中に活躍できるように頑張りたいです」

 3回2死二塁の守備でも超ファインプレーを見せた。源田が放った左中間への打球を横っ飛びで好捕。シーズンさながらの集中力を見せ、マウンドの大関友久投手を救った。まだ開幕まで1か月以上あるだけに、誰もが怪我を恐れる時期でもある。それでも牧原大は「怪我を恐れていたらいいプレーはできない。フェンス側は気をつけますけど、前のプレーで怪我をすることはないと思うので」と、前のめりなプレースタイルが持ち味と強調した。

「実績のあるメンバーでいく」と藤本監督が明かしていたこの一戦。大事なリードオフマンも、中堅も、牧原大に託した。昨季120試合に出場して、規定打席にはあと2打席届かなったものの、打率.301と確実にレギュラーに近づいた年だった。2023年になっても“センターは俺”というプライドが、プレーにも言葉にも滲み出る。

 右翼と左翼に柳田悠岐外野手、近藤健介外野手、さらにはコートニー・ホーキンス外野手らがいることを考えると、中堅の“倍率”は自ずと高くなるだろう。正木智也外野手、柳町達外野手、上林誠知外野手らもいる中で、牧原大は「最近では僕の方が活躍していると自分でも思っている」とキッパリ。昨季はつかめなかった開幕スタメンへ。全速力で駆けていく。

(竹村岳 / Gaku Takemura)