「自分は野球が好き」…井上朋也が手術で思い出した気持ち リハビリを支えた2人の存在

ソフトバンク・井上朋也【写真:竹村岳】
ソフトバンク・井上朋也【写真:竹村岳】

2020年ドラフト1位の井上朋也を鷹フルが単独取材 苦しかったリハビリの日々

 苦しかった分だけ、野球を楽しむ気持ちを思い出すことができた。3年目の井上朋也内野手は、宮崎市内の生目の杜運動公園で行われている春季キャンプをB組で過ごしている。「去年は怪我をして、体力面でも落ちている部分もあったので、それを戻すことと、もう一回怪我をしない体作り。あとは1軍で戦える形を作ることをテーマにしています」と汗をぬぐった。

 昨年8月に「内視鏡視下腰椎椎間板ヘルニア摘出術」を受けた。当時は腰痛でまともに歩くこともできず、床に落ちているものを拾うことさえできなかった。「立ったり座ったりしたら、めっちゃしびれて。初めてこんなになって…」。自然治療での回復を目指していたが、なかなか状態は上向かなかった。「逆に(手術を)やりたい、早くしたいってなっていきました」と手術までの経緯を振り返る。

「これまでは長くても1か月とかでした」と、味わったことのない長期のリハビリが始まった。1人なら、もっとつらかったはずの道のりを一緒に歩いてくれたのは、同時期にリハビリ組にいた栗原陵矢外野手だった。左膝の前十字靱帯断裂という大怪我から復活を目指す先輩の姿は、井上の心を照らし、道しるべとなった。

(竹村岳 / Gaku Takemura)

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