ソフトバンクは14日、第3クール4日目を迎えた。紅白戦を行い、大関友久投手や藤井皓哉投手が登板。リチャード内野手がソロ本塁打を放った。練習後に藤本博史監督が取材に応じた。一問一答は以下の通り。
――ホーキンス外野手もアストゥディーヨ内野手も安打を。
「（アストゥディーヨは）いいねぇ、やっぱりね。コンタクトがうまいというか。逆方向にちゃんと打てるので。ランナーが三塁にいたら簡単に逆方向に打つしね。なかなかこれは楽しみな外国人ですね。ホーキンスもタイミングを取れているし、変化球も打てているし。速い曲がり球がどうかなと思ったけど。そこさえ対応できれば面白いと思いますよ」
――外に逃げる球も見逃している。
「選球眼も悪くなさそうやしね。アウトコースにビシバシと決めてくる投手は、そう簡単にはいないので。浮いた球をしっかり捉えられればと思いますよ」
――大関、藤井が2回無失点。
「2人とも良かったですね。（藤井は）最後のフォークなんかいい角度でね。開幕候補やね」
――藤井はスライダーとカーブを課題として投げていた。
「藤井も、もともと真っ直ぐとフォークがいい投手で、スライダーもキレがあって。あとは長いイニングをどれだけいけるかという問題だけで。1年間やっていないので。2人とも合格点ですね」
――甲乙つけがたい。
「はい、そうです」
――このクールで開幕投手は3人にまで絞りたいと言っていたが。
「僕の中では絞っていますよ。あとは投手コーチと俺の意見が合致せんとね。そこだけね。喧嘩しているわけじゃないよ。ちゃんと相談して絞っていますから。そこは心配せんでも、早めに決まるかもわからないし」
――松本裕樹投手の内容は。
「松本は練習ならあんなもんじゃないですか。本番と全然違う球を投げるからね。2軍と1軍でも違う球を投げるからね。倉野（信次）コーチが統括コーチをやっている時『2軍ならこのスピードですけど、1軍にいったら5キロくらい速くなるんです』と言っていたので。そういうタイプの投手だから。もともとキレで勝負するタイプだから。今日もキレはあったんじゃない？ スピードは出ていないけどね」
――B組から合流した高橋純平投手が149キロを計測するなど1回無失点。
「及第点やね。やっぱりボールが高いと自分で反省していたので。それはいいことだなと。ちょこっと話しましたけど。強い球があっても、制球力がないとなかなかね。通用しないので。そこは純平もわかっているので。そこら辺を修正して、またこっちにくる機会があるでしょうから」
――右肩を痛めた生海外野手が帰福。
「今日帰るのかな」
――野村大樹内野手と上林誠知外野手がA組に来るのは変わらず。
「野手2人は明日の休みに（A組宿舎の）シェラトンに来るんじゃないの」
――追加はなし。
「ないよ。そんなたくさん呼んでも、絞っていかないといけないから」
――腰痛のフレディ・ガルビス内野手は。
「休み明けの紅白戦に出ると言っているけどね」
――ロッテは石川歩が開幕投手
「そんな特別、苦手意識はない投手ですから。うちはうちで状態のいい投手を開幕投手にするだけであって。石川だから誰というのは考えていません」
