佐々木朗希も読んだ“オスナ・マニュアル” 若鷹必読…MLBセーブ王の全て「ぜひ参考に」

入団会見に臨んだロベルト・オスナ【写真:藤浦一都】
入団会見に臨んだロベルト・オスナ【写真:藤浦一都】

入団会見で明かした“オスナマニュアル”の存在「どう試合に準備していくか」

「MLBセーブ王」の生き方には、価値がある。経験の全てを背中で、言葉で若手に伝えていくつもりだ。ソフトバンクに加入したロベルト・オスナ投手が30日にPayPayドームで入団会見を開き、昨年在籍したロッテ時代に“オスナマニュアル”が存在したことを明かした。

「ロッテの投手陣は若くて経験も浅くて。どう試合に準備していくのか知らない選手もいたので。通訳の方が(自分の)やっていくべきこと、ヒストリーとかを作ってくれて。それもぜひ、ここの選手たちも読んでほしい。ぜひ参考にしてほしいです」

 オスナ自身の試合に向けた調整やマインド、これまでの歩みなどをロッテ時代の通訳がまとめ、それを選手に伝えていたようだ。会見後の囲み取材では自らスマートフォンを取り出して、報道陣にも見せようとしたが「ノーワイファイ」と苦笑い。実物を拝むことはできなかったが、ロッテ時代の通訳が作成してくれた“オスナマニュアル”は今も手元に残っている。

 オスナの口からは佐々木朗希投手をはじめ松川虎生捕手、茶谷健太内野手らの名前が挙がった。経験を伝えたいのは、野球は1人ではできないことを知っているからだ。

「誰かと関係を築くとか、そういうサポートをしてあげると、友好な関係ができる。それがどんどん広がって、チームにいい影響をもたらす。野球は一人ではできないので、みんなで繋がっていって、みんなでサポートするというのは勝利するために非常にいいのかなと思っています」

 アストロズ時代の2019年に38セーブを挙げてア・リーグのセーブ王に輝いた。昨季もロッテで10セーブを挙げるなど、守護神として生きてきた野球人生だ。「自分のチームメートにも試合に向かっていく姿勢というか、鼓舞していけるのが自分の強さだと思います」と持ち味を語った。愛する日本野球の成長のために、自分の経験をどんどん伝えていきたい思いのようだ。

 背番号は「54」。NPBのシーズン記録は2017年にデニス・サファテ氏が記録した54セーブだ。「自分の中では54番というのは大事な数字。MLBに最初につけた番号なので。その54という数字を超えていけるような、そういうモチベーションでやっています」と、“キング・オブ・クローザー”を超えていきたいと宣言した。

(竹村岳 / Gaku Takemura)