鷹・中村晃が太鼓判「レギュラーとしてやっていける」 正捕手狙う22歳を絶賛

自主トレで汗を流すソフトバンク・中村晃【写真:編集部】
自主トレで汗を流すソフトバンク・中村晃【写真:編集部】

昨季は2打席連続本塁打の衝撃初スタメンも「あれぐらいはやる選手」

 ソフトバンクの中村晃外野手、渡邉陸捕手らが10日、福岡市内で行う自主トレを報道陣に公開した。競争が激化する2023年シーズンに向けてみっちりとバットを振り込んだ2人。中村晃は昨季、プロ初スタメンで衝撃的な活躍を見せた渡邉陸を「あれぐらいは普通にやる選手」と、さらなる活躍を予想した。

 渡邉陸はプロ初スタメンとなった昨年5月28日の広島戦でプロ初安打を初本塁打でマークすると、続く打席でもソロ。さらに続く打席でも適時打を放ち、この試合で4打数3安打2本塁打5打点という大暴れを見せた。7月5日の楽天戦でも2ランを放っており、昨季は20試合の出場ながら、33打数9安打、打率.273で3本塁打9打点の成績を残した。

 ただ、この活躍は師匠である中村晃にとっては想定内。この日も「いや、もうあれぐらいは普通にやる選手、やる能力のある選手だと思っている」とサラリと言ってのけ「レギュラーとしてやっていける選手だと思うんで、もっともっと貪欲にやってもらいたいですね」と、レギュラー獲りさえも期待した。

 中村晃自身もレギュラーが保証されているわけではなく、定位置を獲るためには競争を勝ち抜かないといけない。野手で近藤健介外野手やウィリアン・アストゥディーヨ内野手、コートニー・ホーキンス外野手らが加入するなど、チームは大補強を敢行。熾烈な争いとなるが、「それに勝つ選手が、やっぱり本当にレギュラー獲っていく選手だと思う」と気持ちを引き締めていた。

(取材・米多祐樹 / Yuki Yoneda)