牧原大成が明かした背番号変更の理由 明石健志への憧れとさらなる成長への思い

背番号「8」への変更が発表されたソフトバンク・牧原大成【写真:藤浦一都】
背番号「8」への変更が発表されたソフトバンク・牧原大成【写真:藤浦一都】

「健志さんはユーティリティプレーヤーとして憧れの存在だった」

 ソフトバンクの牧原大成内野手が、来季から背番号「8」を背負うことが27日に発表された。この日行われたファンフェスティバル「いざゆけ!ペイペイドーム学園 鷹奉祭」でお披露目され、今季まで明石健志・現2軍打撃コーチがつけた番号を継承することになった。

 牧原大はこの日、報道陣に対応して明石コーチへの思いを吐露。「同じユーティリティ、健志さんはユーティリティプレーヤーとして憧れの存在だった。目標は健志さんというふうにやっていた。また8に変わって。ユーティリティプレーヤーとしての誇りは持ちつつも、次は1か所を守るという気持ちでやりたいなと。心機一転、8に変えさせていただきました」と心中を明かした。

 2010年の育成ドラフト5巡目で城北高からソフトバンクに入団。プロ入り時の背番号は「129」だった。2012年に支配下に昇格すると、背番号は「69」に。2017年に明石が「8」を背負うことになると、その際も「36」を継承。再び明石の背番号を受け継ぐことになる。

 背番号を「36」から変えることに牧原大は「36という番号も好きだったんですけど、今年、規定打席に足りませんでしたし、チームも2位で終わってしまった。自分自身、もっと頑張らないといけないという思いがあるので。またイチからやりたいというふうに思っているので、変えさせていただきました」とも。もう一段階、選手として成長を遂げるためにも、背番号変更を決断し、明石本人と球団に願い出た。

「3桁から始まって、1桁になるというところはみんながみんな、なれるものじゃない。それを支配下じゃなく、育成からでも頑張れば、1桁までいけるよというのを育成の後輩たちに、何とか僕の思いというか。そういうのも伝わればいいかなと思いますね」とも語る。「大きい目標としては規定打席クリアを目標にしたいと思っています。規定打席に立つというのは、試合に出続けるということなので。それがレギュラーだと思うので、そこはしっかりクリアしていきたいです」と来季に向けた意気込んでいた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)