正木智也が豪快2ラン 来季レギュラー獲りへ「結果も出さないと意味がない」

ソフトバンク・正木智也【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・正木智也【写真:藤浦一都】

フェニックス・リーグの日本ハム戦で初回に先制の2ラン

 ソフトバンクの正木智也外野手が豪快な一発を放った。26日に行われた秋季教育リーグ「第19回みやざきフェニックス・リーグ」の日本ハム戦。初回の第1打席で日本ハム先発の河野の真っ直ぐを捉えて先制2ラン。またアピールの一発で「結果も出さないと意味がないと思うので、課題の消化と両立していきたいと思います」と振り返った。

 快音が宮崎の青空に響いた。河野の真っ直ぐを捉えた打球は、右翼ポール際のフェンスを越えた。両翼92メートルの狭いひむかスタジアムとはいえ、ホームランはホームラン。「手応えは悪くなくて、入るかどうかかなという感じでしたけど、入って良かったです」。試合後、正木は表情を緩めた。

 今季は主に左投手での起用が主だった正木。フェニックス・リーグでは右投手への対応を課題に掲げつつ、この日は左腕の河野から一発。「来年に繋がるのがこのフェニックスリーグだと思うので、結果で示して、課題も意識して消化しつつ、結果も出さないと意味がないと思うので、両立していきたいと思います」と語った。

 16日の巨人戦では、2ランを含む3本の長打で3打点をマークした。ただ、最近は調子が下降気味。この日も2ランのあとは2つの三振を喫するなど3打席凡退だった。疲労もあるようで「足の粘りがなくなってきた」という。小久保裕紀2軍監督も「ライトフライみたいなもん。92メートルの球場なんて今時珍しいからね。それ以外の打席の凡退の内容はよくなかった」と厳しい評価だった。

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