鷹・秋吉亮に戦力外通告 シーズン途中加入も3か月で…「現役でやりたい気持ち」

ソフトバンクから戦力外通告を受けた秋吉亮【写真:藤浦一都】
ソフトバンクから戦力外通告を受けた秋吉亮【写真:藤浦一都】

今年7月に緊急補強で入団「力になれず申し訳ない気持ち」

 ソフトバンクは17日、秋吉亮投手に来季の契約を結ばない旨を通告した。秋吉は日本海オセアンリーグの福井から今年7月にソフトバンクに加入。だが、1軍ではわずか2試合の登板に終わり、入団してわずか3か月で戦力外通告を受けることになった。「現役でやりたいという気持ちはあります」と、現役続行を希望した。

 秋吉はこの日、「今年途中から来て、戦力として呼ばれたにも関わらず、2試合しか投げられず、2試合とも点を取られて、そこから力になれていないので申し訳ない気持ちしかない」とコメント。15日までフェニックス・リーグで登板しており「全然自分もまだ投げられると思いますし、状態も上がってきているんじゃないかというくらい状態いいので現役でやりたい気持ちはあります」とも語った。

 2013年のドラフト3位で社会人のパナソニックからヤクルトへと入団した秋吉。1年目から中継ぎとしてフル回転し、2015年、2016年は70試合超に登板。2016年にはクローザーも務め、3勝4敗19セーブ10ホールドをマークした。2017年にはWBCを戦う野球日本代表「侍ジャパン」に選出された。

 2018年オフにトレードで日本ハムへ移籍すると、移籍1年目はクローザーとして25セーブを挙げたものの、その後は徐々に出番が減少。2021年は10試合の登板に終わると、オフには西川遥輝外野手(楽天)、大田泰示外野手(DeNA)と共に「ノンテンダー」となり、福井へと加入した。

 今年7月、ソフトバンクのチーム内に新型コロナウイルスの感染者や故障者が続出し、リリーフ陣が手薄になったため、緊急補強として加入。8月3日の日本ハム戦で古巣相手に移籍初登板したものの、清宮に2ランを浴びるなど、1軍で2試合に登板して防御率13.50となっていた。

(鷹フル編集部)