鷹、ポストシーズン18連勝でファイナル進出決定 柳田が決勝のグランドスラム

3回に満塁本塁打を放ったソフトバンク・柳田悠岐【写真:荒川祐史】
3回に満塁本塁打を放ったソフトバンク・柳田悠岐【写真:荒川祐史】

先発の東浜は5回4安打1失点の好投、リリーフ陣は無失点リレー

■ソフトバンク 8ー2 西武(CSファースト・9日・PayPayドーム)

 ソフトバンクがポストシーズン18連勝でファイナルステージ進出を決めた。9日に本拠地PayPayドームで行われた西武との「パーソル クライマックスシリーズ パ」ファーストステージ第2戦。主砲・柳田悠岐外野手のバースデー満塁弾などでリードを奪って逃げ切った。2連勝でファーストステージ突破を決め、オリックスの待つファイナルステージへ駒を進めた。

 この日もキャプテンのバットが火を吹いた。3回に先頭の柳町が四球を選ぶと、三森も四球、牧原大は死球と3つの四死球で満塁のチャンスを作ると、この日34歳の誕生日だった柳田がグランドスラム。今井が投じた低めのスライダーに体勢を崩されながらも、ホームランテラス席に運んだ。柳田のレギュラーシーズンからの4戦連発で4点を先行すると、4回には甲斐の適時打、7回、8回にも西武リリーフ陣を攻めたて、効果的に加点した。

 先発の東浜は序盤から両コーナーを丁寧に突くピッチングで西武打線を抑え込んだ。失点は5回の金子の適時打による1点のみ。5回まで4安打1失点と好投すると、継投策で逃げ切りへ。6回から7回途中まで大関、その後は松本、藤井、レイと繋ぎリードを守った。

 これでソフトバンクは2019年のクライマックスシリーズ・ファーストステージ第2戦からポストシーズン18連勝に。短期決戦での無類の強さは今季も健在で、オリックスへの挑戦権を掴んだ。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)